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第三章第八話

「何か都合のいい言い訳だな。」若い私は疑うように言った。

「何か都合のいい言い訳だな。」「そんなにひねくれた言い方するなよ。実はいいニュースがある。あのな、ミーコからちーを通じて、おまえの都合が良ければ、来週の日曜日、同じ場所で同じ時間に会いたいと言ってきたけど、どうするよ?」「ぜひよろしくお願いいたします。」「それじゃ、ちーに言っておくぞ。」若い私は喜色満面で電話を切った。なんか、振り回されている感じだが。 高二の夏休みが、週末からはじまろうとしていた。私の記憶では、高二の夏は、気持ちだけが空回りして、大した出来事もない寂しい夏だったはずである。強制的に参加させられた高校野球も、母校はアッサリ負けて、何もないつまらない夏だった。だから、私は疑いの気持ちが強まっていった。しかし、若い私は浮かれていた。そして日曜日になった。

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