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第三章第七話

「わかった。ちーに聞いてみるよ。」のぶひではそう言ってくれた。

「わかった。ちーに聞いてみるよ。さっきまで、あいつと一緒にいたから、あいつもまだ事情はわからないかも知れないけど。」のぶひでは少し、戸惑ったような声で言った。「悪いな、手間かけて。」若い私は、落ち込んだ声で言った。「元気だせよ。なんか、ミーコにも事情があったんだよ。」「サンキュー。わりいな、」若い私は、力なく受話器を置いた。

その夜22時過ぎに、再びのぶひでから電話があった。「ちーがミーコに電話して、ようやく事情がわかったぞ。」「何だって?」若い私は、気持ちをはやらせて聞いた。「どうも、急用で親戚の家に行っていて、約束の時間には行けなかったらしい。」「ふーん。」白々しい理由だった。

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