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第二章第九話
高二の夏休みが始まろうとしていた。
もうすぐ高校二年の夏休みが始まる。若い私は、みやびにフラれて以来、気が抜けた毎日を送っていた。しかし、こののぶひでの紹介でまたハッピーなハイスクールライフを送れるのでは、と過大に期待していた。そして運命の土曜日がやって来た。
待ちに待った土曜日、若い私は、一度家に帰り、私服に着替えてから、のぶひでの家へと向かった。約束の4時の30分も前にのぶひでの家に着いてしまった。私は自室からどこでもドアでのぶひでの部屋に直接来た。若い私の表情を観察すると顔が上気して、赤くなっており、緊張しているのが明らかにわかった。
「そんなに固くなるなよ。」のぶひでのからかい気味の声も、若い私には届いていないようだった。