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第二章第一話

私がこの世界に再びタイムスリップしてから、10日が過ぎた。

私が再びこの世界にタイムスリップしてきてから、10日経った。暦は7月になり、もうすぐまた夏休みが始まる。この頃は、退屈な毎日だったけど、社会人になるとその時の貴重さが良くわかる。大人になって、自分である程度稼げるようになったが、同時に自由も失ってしまった。退屈なほどたくさんあった自由を。

もうすぐ夏休みだと言うのに、相変わらず、若い私は女の子の気配は感じられない生活を送っているようだった。みやびにフラれたショックからまだ癒えていないのか、冴えない毎日を送っているようだった。階段を上る音が聞こえてきた、若い私が学校から帰ってきたようだった。


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