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第二話 嘘でしょ?

 「うむ、ともかく!リリアのためにも!お前にはこの家を出ていってもらう!いや、出ていけ!出来損ない!」

 

 「はああああああああああああああああああ!?」


 え、は? 嘘でしょ? なんでこんなことになってるの?


 「お父様!?考え直してくださいませ!」


「お姉様。この家から追い出され、不安になる気持ちはわかります。ですが私はあなたのことが怖いのです。もう、二度と見たくないほどに。」


 「リリア。あなた勘違いしてるわ。」


 「え?」


 「私は別にこの家から出ていいてもいいと思っているの。あなたが私のことを嫌いなら、私は邪魔でしょう? でも、本当にいいの?」


 「どういうことですの...?」


 「私は腐ってもバルセロナ侯爵家の長女。ノブレス・オブリージュ...貴族の義務を全うするためだけにいただけですわ。全く仕事のしないお父様やお母様の代わりに私がほとんどの仕事を終わらせてきました。」


 「な...!アイリス!戯言を!わしだってちゃんと仕事しているぞ!?」


 「それは当主直々のサインが必要な書類だけを渡しているからですわよ。

 簡単だったでしょう? ただただ自分の名前を書くだけで仕事が終わるだなんて。」


 「そんな、お姉様にそんなことできるわけないわよ!」


 「できなかったらバルセロナ公爵家は仕事で溢れかえってほろんでるわよ。リリア。」


 「なっ!そもそもお姉様が嘘をついているのでしょう!?本当は全部お父様やお母様が仕事をしているのよね? ね?お父様」


 「あ、ああ。そうだとも。アイリスが嘘を言っているんだ。リリアよ、騙されてはいけないよ。」


 「お母様に隠れて酒場の女給をこの家に連れこんでずっと部屋にいるお父様とにそんな時間あるんですか?」


 「おい!?なぜそれを知っている!」


 「あ、認めましたね。自分が妻ではない女を部屋に連れこんで時間がないってこと。」


 「もういい!誠心誠意謝ったら考えようと思ったがなしだ!明日には出ていけ!!」


 「...わかりました。明日には出て行きます。

 リリア。こうなった以上あなたは幸せになってください。

 仕事のことは任せました。それでは。」


 「え、お姉様...?なんか、思ってたのとちがうような。」

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 『さよなら!ノブレス・オブリージュ!!!〜家の仕事をほぼ全て行っていたのに「出ていけ」といわれたので出て行きます!〜ノブレス・オブリージュ?んなもの知らん!!!』

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