「私が貴方を愛する事はない。」というセリフをイケメンでも金持ちでもない私が言った理由
ふと思いついたので、投稿です。
恋愛要素はほぼ無い気がするけど、ジャンルは異世界恋愛かなー?と。
一応結婚に関しての話なので。
お金の為に意に沿わない結婚をした男が、妻になった女性に「私がお前を愛する事はない!」と言って蔑ろにし、自分は愛人と遊んでいたが、そのうち貞淑な妻に心が惹かれるようになるも、白い結婚を盾に離縁を持ち出され、妻を大事にしなかった事で結果援助も打ち切られ絶望する。
つまり、不実な夫が『ざまぁ』される、そんな話の登場人物になってしまった。
正確にはその不実な夫の弟に。
白い結婚をした女性は、実家の跡目を継いだ義弟により連れ戻され、無事好きだったが引き離された愛する男と結ばれる。
それはめでたい事だが、没落する家の人間としては、良かったね!では終わらせられない。
事態を放置すればイケメンで女にだらしなく金遣いも荒い愚兄によって我が家が没落してしまう。
前世の記憶?を取り戻し、危機的状況に挫けそうになるも、何とか踏ん張る。
そして、このままではイカンと、紆余曲折色々とあったが、愚兄を追い出して家の実権を握るも、既に借金は莫大。
結局はお金の為に、建国から続く家柄しか取り柄がない私は、望まない結婚をするしかなかった。
件の家は避けたかったが、他の選択肢が一つだけで、それが酷かった。
相手は60過ぎのバ…年配の女性で、当然彼女との間に後継ぎを授かるのは難しいので、彼女の私より年上の息子を跡継ぎに据えるという条件だった。
つまり乗っ取りを堂々と提案してきた訳で、流石にそれは受け入れ難かった。
女にだらしないクズだったが、イケメンではあった愚兄ならもう少し選択肢があったのだろうか…?
そう思っても、無いものは仕方がない。
これはストーリーの強制力?
ならば、流れは変えないが、ざまぁだけは避ける方向を目指すことに。
そして、結婚式の後の初夜の時に「私が貴方を愛する事はない」と愚兄と同じセリフを言う事になった。
「私が貴方を…」のセリフは自分に過剰な位の自信がなければ言えないよなー、と恥ずかしさに耐えながら言い切る。
イケメンでも金持ちでもない私が、このセリフを言った理由は…、円満?に離婚して、彼女と愛する相手には幸せになってもらいつつ、此方への援助も継続してもらう為で有る。
奥さんを大事にして上手くやっていくという選択肢も考えたが…。
実は、彼女がお互い憎からず想っている相手というのが、彼女の実家の跡目を継ぐ予定の義弟なのである。
かなりのシスコン、いや異性として執着している場合はシスコンとは言わない?、かつ粘着質で連れ戻すのに手段は問わない男である。
というか、この結婚は名門の我が家と縁を持つより、二人を引き離すのが目的だったんでは…?
私も愚兄を追い出したので、手段を選ばない所に共感もするが…、我が家を恨んで潰されては困る。
なので、彼に事前交渉を持ち掛けた。
婚姻に関しては、我が家が断っても他家に話が行くだけだろう。
ならば、彼が実権を握る迄の猶予を稼ぐ為の婚姻をしようと。
彼女とは白い結婚を約束するし、情が残らない様、敢えて素っ気ない態度を取る。
但し勿論、扱いは丁寧で蔑ろにはしない。
彼が実権を握れば、離婚にも応じる。
その代わり、内緒で、借金返済迄の経済支援は継続してもらう。
お互いwin-winの関係である。
かくして、一年後無事離婚は成立したが、援助は打ち切られず。
その後、家を立て直した事で、何とか次の結婚相手も見付け、それなりに幸せな人生を過ごせた。
「お前を愛する事はない」ってセリフはイケメンしか本来許されないセリフですよねー。
言えって言われたら恥ずか死ぬかもw。




