始まりの恋?
まだ未完成です..コメントや人気があれば連載をしようと思います。
あることをきっかけに俺は人をたくさん殺めていた。世間では『名も無き死神』とまで呼ばれているようだが..そんなことはどうでもいい。この世界は狂っている俺が新しく創るんだ。二度とあんな目をあいつに合わせたくねぇ。が...それも長く続くなかった。路地裏を歩いていると1人の女がいた。黒い制服に赤い髪..腰には刀をしまう鞘をつけて..そして赤い目。その女は俺に話しかけてきた。
『君?死神くんだよね?』
俺の正体を知っている?いやまさかただ冗談だろ。
『人違いだ。そんな奴俺は知らない』
女は、腰にかけている刀を抜き風のように近づいてきた。俺はなんとか懐に隠していたナイフで防御した。(常人では見えない速さだ。只者ではない..ん?なんだ?胸に着けているバッチは..鷲のマーク。どこかで見たことあるような気がする。)
『君やるねぇ〜だったらこうはどうかな?』
と後ろに下がり壁を登った。
(上からの攻撃か?ならば攻撃を避けて着地の瞬間に攻撃を...ん?いない?)
『って考えてるでしょう?甘いね〜』
後ろから重い打撃が伝わり吹っ飛ばされる。
『くっ...怖い女だ!』
なんとか受け身をして上手く体勢を整えたが体が動かない..ここまでか。
『なぁ!そのバッチについているマークで思い出した。政府が秘密裏に作った武装警察..通称..鉄の鷲だな。』
『へぇ君ってそんなことまで知ってるんだ〜。珍しいね..』
『どうも俺を殺しにきたんだろ?さっさと殺せ..政府の犬め』
『うーんどちらかというと私は猫の方が可愛いから良いなぁ〜』
(こいつ何言ってんだ)
まぁ良い。どうせこの体はダメだ..最後にアイツと話したかったが..もう無理だな。アイツの為にもなるか。俺はいない方がマシだな。
『ねぇ君〜私の彼氏にならないか?』
頭が真っ白になった..
『はぁ?...テメェなんて言った?』
その女はため息をして大きな声で言った。
『だからぁ?私の彼氏にならないか?』
意味が分からない..俺は人を殺したんだぞ!
『嫌だね..俺はお前みてぇな気色悪い女と付き合わないんだ。さぁささっと殺せ!』
『あははは!ひどいなぁ?気色悪い女?うーんどうせならマリアと呼んでほしいよ。そんなに死にたいなら殺しても良いけれど簡単には死ねないよ。一つ一つ丁寧に体を削ぎとって死ぬけど良いかなぁ?例えば君の〇〇やそうだね〜××を潰すのも良いなぁ?うーんどっちから』
『わかった..お前の彼氏になる。クソ..これで死ねて終わりかと思えば..』
マリアは俺の首元に刃を突きつけて血が少しだけ出た。俺は彼女の顔をみると恐怖で顔が見えなかった。赤い目と口元に浮かべる赤い口が笑みをうたかべた。
『だ〜か〜ら〜お前じゃなくてマリアちゃんって呼んでヨォ!分かった?』
冷や汗と体が震え動けなかった。
ここで否定すればさらに苦痛を与えるのかもな..そんな思いはしたくない。苦しいが仕方がない。
『わかりました。マリアさん..これで良いか?』
首元に突きつけた刃が下された。
『よろしい..じゃあ一回気絶してね!』
と俺の腹に1発ブローを入れられた。
視界が真っ白になって俺は倒れた。
『ふぅなんとかなったな..』
マリアは気絶した俺を担いでルンルンと歩いた。