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33話〜来訪者〜

「テル! 兄様から聞いたわ! 今行こうと思ってたのよ!」


「ありがとうヒカル、もう大丈夫だよ」


「マントの男だったの?」


「うん、ちょっとここじゃ……」


「わかったわ、わたしの部屋で話しましょ」


 マントの男との戦闘後、エルフィ城まで来た所でヒカルと会った。ヒカルは街の外へぼくを探しに向かおうとしていたみたいだ。


「それで! マントの男だったのね? 何かわかったの?」


「うん……」


 ヒカルに門の外で起きた事を話した


「……と、言う訳で、ぼくを狙っていたみたいなんだ」


「なるほどね、相手がそんな状態じゃ話して何か聞き出すなんて無理だった訳ね」


「うん」


「それで、テルが無事って事は倒した訳ね?」


「うん、でもこれ」


「それって! マントの男?」


「うん、ぼくを『魔王様の敵』って言ってたから、サクラさんに会わせたら何か聞けるかもと思って」


「そうね! それでサクラみたいに冷凍したのね、さすがね!」


「うん、ところで……こっちはどうなの?」


「今、父様と兄様がケイレブ公と会談してるわ」


“コンコン”「ヒカル様」


「ポールだわ……何かあったの?」


「テル様、お戻りになられてたのですね」


「えぇ、今戻ってきたとこよ、それで何があったの?」


「実は、ケイレブ公爵様のお付きの方がテル様にお会いしたいと申しておりまして……いかがなさいましょうか?」


「テルに? その話を父様は?」


「はい、エルフィ様の知人の様でして、エルフィ様より承りました」


「父様の知人? どうするテル?」


「ぼくは構いませんけど……なんでぼくに?」


「会ってみればわかるわね」


「そうだね、ポールさんどこへ行けばいいですか?」


「ヒカル様、宜しければこちらにお連れしても構いませんでしょうか?」


「いいわ、わたしも気になるし、そうしてポール! テル、それでいいわね?」


「うん、それじゃポールさんお願いします」


「畏まりました」


 ケイレブ公の付人がエルフィさんの知人? その人がぼくに用事って……なんだろう?


“コンコン”「失礼致します」


「いいわよ、入りなさい」


 装備で顔が隠れている、大柄な人だな……もう1人は女性の様だけど……


「テルです、何かぼくにご用でしょうか?」


「わたしが居ても構わない話かしら?」


「ヒカルちゃん、大きくなられましたわね」


「えっ!?」


「ジャック王国の冒険者テル! 久しいな! 10年経っても変わらんな!」


「えっ!?」


「も、もしかして!?」


 10年振り? この声もしかして……2人が兜を取るとやっぱり!


「ジャック王! それに王妃様!」


「ヒカルちゃん私達の事覚えていてくれたのね? まだ小さかったのに嬉しいわ」


「そうだな! 『自分は勇者ヒカルで男だ』とはしゃいであったのが、すっかり姫になっておるな!」


「わーわーわー、それは忘れてー!」


「ぶわっはは!」


「ジャックさんだったんですね! ぼくに用事って誰かと思いました」


「すまんな! 今は自由に顔も名も表に出せん立場なもんでな!」


「そう言えば! ケイレブ公にも素性を隠してるんですか?」


「いや、ケイレブは知っとるよ! もちろんエルフィもな!」


「どうゆう事? ジャック王国に何があったの?」


「その話は今はよい、今日はジャクソンの事で来たのだ、すまんかったな!」


「いえ、ぼくは何も」


「そう言ってくれると思っとたがな、テル! ぶわっはは!」


「ジャクソン君は連れ帰るんですか?」


「それがな、最近帝国に動きがあってな、ケイレブ公国は少し物騒になっとる、このままジャクソンはエルフィに預けるつもりだ!」


「物騒って何かあったの?」


「帝国に内緒でエルフィやフルのとこへ食糧や資材を流していたのが気付かれたみたいでな……」


「そうだったのね……」


「今日来てみてここは食糧に困らん様で安心したがな! むしろエルフィの方が美味い物食っておるしな! あとはフルの方をどうするか、今エルフィとケイレブが話しとるよ」


「そうなのね……わたし達も考えてみるわ」


「そうか! 姫、期待しとるぞ! それと、この国の買い物は姫が管理しておるみたいだが?」


「えっ? 今はそうね、作ったのはテルだけど」


「ケイレブ公国にも輸出する様出来んか? あのカレーライスと言うのか? 帰っても食いたいのだ!」


「わかったわ、大丈夫よ!」


「そうか! それと車も頼む! あれは速くて揺れなくてよいな!」


「それはテルの村で作ってるの、テルに頼んでね」


「あの車も幻の村の物であったか! 流石はテルだ! いや、テツか?」


「知ってたんですか?」


「マルスから聞いとるよ、あのシロップは絶品だな!」


「そうでしたか、それならマルスさん今来てるので村で話しておきます」


「それは助かる! 期待しとるぞ!」


「はい」


「あなた、そろそろ……」


「おー、長くなってしまったな! 姫、テル、会えて良かったぞ! ジャクソンの事はもうしばらく頼む! ではまた会おう!」


「はい」


 詳しい話は聞かなかったけど、ケイレブ公国は帝国領と言ってもエルフィ王国やドワーフ王国の味方の様だ。ジャック王……元気そうで良かった。



おざきです

貴重なお時間をわたしにいただき感謝します

お読みいただきありがとうございました♪

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