26話〜始動〜
「おー! 立派な建物じゃねーか!」
「ライリー頼むわよ? 真っ先にギルド建てたのはその為なんだからね?」
「ダンジョンの管理だろ? 任せろって! アメリア連れて来たんだ、大丈夫だ!」
「アメリアね、大丈夫なの?」
「大丈夫だ! あーだから不安に思うだろーけど、アメリアは優秀だ」
「ヒカル、ライリーさんに任せたんだし、信じよう」
「そうね、わかったわ……それじゃ3兄弟も頼むわね!」
「はいー!」「任せてくださいっす!」「了解です!」
「それじゃ行くわよテル!」
「うん、行こう!」
〜1ヶ月程前〜
「うん、ここがいいわ!」
「良いのじゃな?」
「いいわ、お願いサクラ! ところでダンジョンってどうやって作るの? 時間かかる?」
「もう出来ておる」
「えっ!? 出来てるって何よ? 何かした?」
「妾が出来ておると言っておるのじゃ」
「何も変わってないじゃない? どうゆう事よ?」
「しつこいわね! これでもすごーく疲れてるの! 自分で奥入って確認なさいよ! コホンッ……妾は少し休む」
「わ、悪かったわ……そうね、中を見てくるわ、テル行くわよ!」
「ごめんヒカル、サクラさん疲れてるどころじゃないみたい……心配だしぼくここで待つよ」
「仕方ないわね……」
「ヒカルの護衛なら俺がしよう」
「うん、頼むよノト」
「それじゃ行きましょノト!」
サクラさんは気丈に振る舞ってたけど……だいぶ弱っている。ぼくの魔法で治せるような事ではない。
「サクラさんソファー出したから少し横になる?」
「座るだけでよい……」
「何か食べた方が回復するかな?」
「頂こう」
「カレーかサンドウィッチか……パンケーキもある……」
「パンケーキじゃ」
「…けど、あ、うん、紅茶も淹れるね」
思ったよりは……元気なのかな?
「どう? 食べて休んだら回復しそう?」
「疲れは癒える……が、力は戻らないであろう」
「力は戻らないって?」
「そのままの意味じゃ、魔王城を作った時、お主等を呼んだ時、今ので3度目じゃ……力を使う度に妾の力が半減しておる」
「えっ? サクラさん……どう言う事?」
「力を使えば使うだけ妾は弱くなるという事じゃ」
「そんな……どうしてそれを先に……」
「言っておったら、お主等は遠慮したであろう? ダンジョンはあった方が良いであろう?」
「そうだけど……」
「言わぬ方が良かったじゃろうが……テルには妾を見て気付いてしまうだろう……すまぬ」
「サクラさん……」
「テルー、すごいわよー! テルー!」
「他の者には黙っておくのじゃ、良いな?」
「うん……わかった」
「テルー! ハァハァ、ほんとすごいわ!」
「おかえりヒカル、そんなにすごいんだ? ノトは?」
「うん! 今倒した魔獣を解体してるわ、わたしはちょっと解体は……テルあんた手伝ってきなさいよ」
「えっ? うん、行ってくるよ」
「サクラ、ありがとう! すごいわね!」
皆んなには黙ってるのが正しいのか解らない、けど、そうだねサクラさん……。
「ノト、手伝うよ」
「今終わったとこだ、鞄にしまってくれるか?」
「うん、これがダンジョンか……この岩場みんな鉱石だね、奥に魔獣も隠れてる……ほんとすごいね」
「この先は草原のようだった、その奥はまだ確認してないがな」
「そんなに広いんだね、とりあえず1度戻ろうか」
「そうだな」
考えてみれば、これだけの事をリスク無くして出来る訳ないのか……。
「終わったの? フール村へ戻りましょうか」
「そうだね、戻って準備してこよう」
「それじゃ車に乗って!」
「運転は俺にさせてもらえないか?」
「ノトが?」
「乗ってるだけだと気分がどうもな……」
「なるほどね、運転してる方が酔わない訳ね、それじゃノトお願い!」
「すまんな……」
「それにしても、よくこんな海沿いのいい所見つけたわね、テル来た事あったの?」
「うん、この前マノンさん達を地元の村に送ったんだけど、その村がちょうどこの奥なんだ」
「この奥か……」
「えっ? サクラこの奥知ってるの?」
「知らぬが、その村には源泉があるのか?」
「そう言えば、村の近くの川沿いで湯気がたってるの見た気がするよ」
「いいわね、新しい街の近くに温泉とか!」
「そうじゃな、妾も昔は温泉宿の女将に憧れておった」
「いいね、サクラさんの着物姿! 村で着物も作ろう」
「着物作っても着方わかるの? 難しいんでしょ?」
「そんな事はない、妾が着せてやろう」
「サクラ色々と物知りよね? 向こうではいくつだったの?」
「うるさいわね! コホンッ……覚えておらぬ」
「そ、そうね」
「そうだ、長老の工房でサクラさんも着物作りする?」
「良いだろう」
「あっ! フール村だわ、着いたわね!」
「ノト運転お疲れ様」
「構わん、運転する方が楽だからな」
村に着いた。テツの家の方が少し騒がしいな? ん?向こうから人が……ポールさんだ。
「王女様、皆様おかえりなさいませ、いかがでしたでしょうか?」
「うん、すごいダンジョンがあったわ! それよりテツの家の方が騒がしいけど、どうしたの?」
「何と言いますかその……奥様が少々お酒を飲み過ぎた様ででして……」
「わかったわ、近寄らない方がいいわね」
「うん、そうだね……」
「テツには悪いけど、テツ抜きで今後の予定を立てましょう」
サクラさんのおかげでダンジョンができ、これで資源の目処はたった。これから本格的な街作りが始まる。
おざきです
貴重なお時間をわたしにいただき感謝します
お読みいただきありがとうございました♪




