マロンちゃんゆうかい事件
ぼく、名たんてい ひなた。今日もいろんな じけん を かいけつするぞ!
ーー「わん!わん!」
「おっとごめんごめん。忘れてた。こちら ちゅう犬はな! 人のことばがわかるんだ!」
はな「よろしくだわん!」
ある日、ひなたたんていじむしょ に いらい がとどきました。
ーーこんにちは。わたし、マロリーノと申します。
じつは、うちの子どものマロンを助けてほしいのです!
わたしの家はマカロンネーヤマンションの3かいの166号室です。
それでは、あなたをおまちしております。ーー
「それじゃあ!さっそくいくぞ!はな!」
「OKだわん」
さあ出ぱつです!
タクシーでマカロニアに向かいます。
やっとマカロンネーヤマンション3かい166号室につくと、
ひなたがベルをならしました。
「はーい」と、マロリーノの声がきこえてきました。
家に入ると、高きゅう品ばかりならんでいました。
「じけんのことですが・・・」
とマロリーノが言いかけると、
「なにごとじゃ!そんな楽しくはなしている場合か!
たんていはまだこないのか!もう!」
というごきげんななめの、おこった声が聞こえてきました。
するとマロリーノが
「もう!たんていはきていますよ!」
とへんじをしました。
「おう。そうだったのか。なぜもっとはやく言わんのじゃ。」
その声はさっきよりもやさしくなっています。
かいだんからだれかがおりてきます。
「そちらのかたは?」とひなたがきくと、
マロリーノは「わたしのだんなさんよ」と言いました。
「ぼくは、めいたんていのひなたと申します。
その手にもっているのはむすめさんの写真ですか?」
ひなたがきくと、だんなさんが
「そうじゃ。なんとかマロンをたすけてくれ。」と言いました。
「きのう、こんな手がみがきた。きっとはんにんからじゃ。」
ーーむすめはもらったぞ。かえしてほしければ、
100まんえんとマカロン家に代々つたわるでんせつの宝をもってこい!
ばしょはマカロン公園だ!
ねずうさくまより
「ふむ。もうちょっとむすめさんの写真をみせてくれませんか?」
ひなたはだんなさんに言いました。
「ああ、いいとも。」
ひなたはじーっと写真を見ていると、あることに気がつきました。
「だんなさん、はんにんがわかりました。今すぐマカロン公園にいきましょう。はな!いくぞ!」
きゅうなことですが、たんていがそう言っているんだからついていくしかありません。
マロリーナとだんなさんはとりあえずいそいでついて行くことにしました。
「ワン!ワワン!」
はなはやる気まんまんです。
みんなはマカロン公園へむかいました。
<つづく>