森のくまさん(作者登場)
よお! 皆待たせたな! 俺の事覚えてる? 最近作者がサボっててさ、俺の話書いてくれねぇんだよ……
どんだけ……どんだけ待ってたと思うんだよおおおおおおおおお!! 俺をあのまま放置しやがって……
――何て奴だ!――
お前らも、そう思うだろ? なぁああ、分かるよなぁ、俺の孤独さ。
アニメ見たくても、訳の分からん状態になってるし、なんか急に雪降ってきてるし……
「さみぃんだよぉおおおおお!!」
秋物の服だから、まだマシなのかもしれないが、俺様『吾豪』こんな事で泣いたりしない。
うん……きっと……泣いたり……しない
ぜってぇしねぇよぉおおお!!
そんな俺の心の声なんか気にも止めないモンスターらしき物体。
月明かりしかない、この世界ではよく見えねぇんだよ……ガチでこえええ……
――俺強いんで!!――
俺の内心の声なんて読者に関係などない。
俺の背中を見続けて、惚れればいいんだよ。それが金づるの宿命。
はははは。いい暮らしが出来るなぁ♪
元の場所に戻れたらの話だけどな……
「そうだ扉がある」
俺は店から出てきた事を思い出し、心の中で『歓喜のダンス』をしながら振り向く。
そこにはあるはず……だったんだ。あるはずなのに……
「何で店の入り口がねぇんだよ……」
振り向くとそこは俺の知っている場所なんかじゃなくて、雪国みたいな景色が連なっている。
これは幻覚なのだろうか?
それとも今まで全ての事が夢なのだろうか?
俺はそう思い込もうとした。
よくあるじゃん? 夢か現実か確かめる方法。
古典的だが、頬をつねりゃいい訳よ! ひゃっはー。俺天才じゃね?
後で考えると、後悔するしか選択肢はない事に気づけない俺……罪な男だな!
――ピンポンパンポーン――
ただいまを持ちまして、作者の解説を入れたいと思います。
私は不定期更新なので、奴はこのまま放置でもいいかと考えるのですが、煩いので仕方ないです。
一番は読者の皆様の為に書いていますので、決して『吾豪』の為に書いている訳ではありません。
『はーい! ここ要チェック! ですね』
どうしましょうか……
ここでモンスターに喰われてホラーに転換し、モンスターを『吾豪』の代わりに……
おっと、危ない危ない。心の声が……。
あ……これ解説になっていませんね。作風を話してどうするのでしょうか私は……
一応『吾豪』の冒険? は始まってもいませんので、ここで喰われる選択肢は却下の方向で!
いつまで待ってくれるんでしょうね。『吾豪』の心の呟きは長くて長くて表現めんどうなんですよ。
本当困りますね! ゲス主人公! ブラックホールの渦に巻き込まれろ! と言いたいですね。
さぁさぁ、もう時間ですので。
勇敢にモンスターさんと戦ってくださいな! あはははあはははあはは。
――私法蓮の放送は終わります――
「ん? 何か雑音が聞こえたような……」
がるるるっるるるっるるるるう!!
天才的な頭脳を持つ俺様『吾豪』に襲い掛かってくる『モンスター』
「やめろろろろおおおおおおおお!!」
月明かりに照らされた奴の正体は……『クマ』こいつは俗に言う『森のクマさん』??
――ただのクマじゃねぇかあああああああ――
逃げまどいながら強がる俺の姿を観察し続ける。
笑いながら狂気に塗れてる『法蓮』の姿が……思い浮かぶのは気のせい?
「ディスってすんませーん!」
誰かぁあああああああ『法蓮』をとめてくれええええええ!
俺様の物語が滅茶苦茶になるじゃねぇかよ……
そんな悲しみと恐怖を理解するのはお前ら『読者』だけなんだ。
分かってるよな?
――次回予告! 飼い主登場!――
俺どーなんの? これ……
それは作者にしか分からない未来……
こうご期待!