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7/12

神様洞窟を探していたらば山を登ることになる。

スライムに魚を食べさせたのはいいけれど、正直少し味気ない。


う〜ん。


塩でも作るか。

大きな盾に海水をいれて火の玉を投げ込む。

後は放置で勝手に塩ができるはずだ。


肝試しの神。

ずっとゴミ神だと思っていたけどありがとう。

意外と使える。


しかも魔力がなくても使えるのがいいね。


さて、これで塩はできるとして、次はお風呂と家を作りたい。

しばらくはダンジョンで生活するから風よけと今日寝るくらいのスペースがあればいいけど。


そう思ったが家をどう作ればいいかわからない。

組み合わせるにしても非力な私では材木を運ぶことすらできない。


今回で一番難関かも知れない。

さて、どうするか。


普通ならばここで何かすごいアイテムやすごい発想を期待するのだろうけど、正直そういうのは私自身求めてない。


だって神様の中でも凡人ですから。

ということで、洞窟でも探そう。

探してなければ今日は木の下で寝ればいいや。


ということで洞窟を探しに行く。

島は若干山のように傾斜ができていて少し歩くだけでもかなりきつい。

洞窟を探し出して5分。


私の体力は底をついた。

なんで山登りとか好きな人いるんだろう。

こんなことを言ったらば山の神に怒られるけど正直きついだけだろ。


それでも頑張って登る。

途中水を持ってくれば良かったと後悔する。

次回は水を持ってこよう。


ただ、登っている途中でバナナの木を発見!

これは天界でも人気の果物だった。

私は、バナナの木からバナナを1本とって食べてみる。


う~ん。思った以上に甘くておいしい。

少しやる気が回復してさらに山を登って行く。

それからどれくらい歩いただろうか。

結構歩いた気がする。


しばらくしてやっと頂上についた。

そこの頂上から眺めると島を一望できた。

「予想はしていたけど本当に島だったか。」


完全に無人島だろう。見える範囲では海岸線沿いに船などは見えない。

もちろん集落も。

遠くの方から動物や魔物の声がするので一定数魔物や動物は生息しているようだ。


今回はたまたま魔物にあわなかったが、あったらば即殺される自信がある。

だって最弱だから。

神器が使えればまた違うけど、神器は今のところほとんどが使えない。

なんとかして強くなるか自衛できる手段を探す必要もある。


やることが沢山。

海の水平線を眺めると大きな陸地が見える。

あそこに行けばもっと豊かな文明の生活ができるかも知れない。


「あれ?そう言えばなにしにここまで登ってきたんだっけ。」


青い海と空、それに白い雲を眺めてゆっくりしていたらばふと思い出した。

私洞窟探しにきてたのにただの登山になっていた。

ただ、最初に言った登山をやる人の気持は少しだけわかった。

適度な疲労と雄大な景色。これの為ならば苦労して登るのもいい。

神様だったこっろは味わうことができなかったものだ。

人間最高だ。


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