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チート神器とゴミ神器

さてさて、ここまでかなり順調にきている。

魚は収納したり、天日干しにしたりして複数の保存方法で食べ方のレパートリーも増えるし。

でも今回は、まずは焼き魚を作ろう。


棒に魚をさして真ん中で火を燃やす。


あれ?火ってどうやってつければいいんだろう?

木をこすり合わせてやらないとダメな感じ?


それはかなり面倒だなー。

ライターかマッチ…

持ってないな。


ここに来て最大のピンチ!!


なんつって。

私にはあれがある。


ゴミ神器

「火の玉」


これは肝試しの神が作った本物の火の玉。

年々肝試しをやれる場所が消え、神様みずから心霊現象を考案していくといって作られた第一号の試作品だ。


一度火をつければ肝試しの神から魔力供給が行われ半永久的に燃え続ける。

使わない時にはスイッチのオン、オフも簡単にできるという優れもの。


って本人は言ってたんだけど、残念なことにオフにする場合には火の玉を握らないとオフにできないという欠陥品。


肝試しの神は「えっ?火傷なんてしないでしょ?こんな火で火傷するのは人間くらいだよ。それに火傷したらば回復させればいいじゃん。」

なんてことを言っていたが、本来使うのは人間が使うためのものじゃないのかとかツッコミはしなかった。


ただ、これも時代の流れなのかしばらくしてから

「火の玉なんて今はもう時代遅れだ。これからはゾンビが流行るね!」

そう言って私のところに譲りに(廃棄)しにきた。


今回はこれをありがたく使わせてもらおう。


それともう一つ。

炎の双剣。


これは鍛冶の神様が作った神器だ。

酒を飲みながら作ったせいで炎耐性はMAXなのに残念ながら炎をだせない。

当時お気に入りだった冒険者リリアちゃんにこれをあげようとしたらば、


「えぇ。炎がでない双剣なんてゴミ以下ですよね?意味あります?」

と言われてアルコール依存を悪化させる原因となった神器だ。


これがあれば、火の玉を持ち運ぶことができる。

炎の双剣はリリアちゃんの力がそれほど強くなかったので結構軽量化がはかられているので非力な私でもなんとか使える。


さて、今回は水辺で焼き魚パーティだ。

火の玉を置いてそこのまわりに魚をさしていく。


匂いはかなり美味しそうだ。

一口食べてみる。


うん。なんの魚かわからないけど白身で美味しい。

身がホクホクしている。

多少小骨が気になるけどなんとか大丈夫だ。


次の焼き魚に手をだそうとすると先ほどのスライムがやってきた。

「ピィ~。」

どうやら焼き魚が食べたいようだ。


正直ペットをかう余裕はない。

でも、このプ二プ二は神様の中でも人気になるくらい需要がある。


1匹くらいならば問題がないだろう。

ということで私が食べられなかった骨をあげてみる。


スライムは器用に全身で覆うと骨をキレイに吸収していった。

初めて見たけど、なんかすごいな。

魚はまだいっぱいいるので、私が2本目に食べようとしていたものをスライムにあげてみる。


それも一気に食べてと思ったらばキレイに内蔵部分だけを吐き出した。

何か内臓部分がシュワシュワ言っている。


「これって…毒?」

確かに魚によっては毒を持つ魚がいると聞いたことがあった。

ただ、それを見極める手段がない。


急に残りの魚が安全かどうかが気になりだし、残りの魚の中も全部一度スライムに食べさせて毒見させることにした。


危なかった。無人島生活1日目にして天に強制送還されるところだった。

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