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君と海

作者: 椿

君の声が、聞こえる_______

『あなたのこと、アイシテタ』


綺麗な海を見渡せるその崖に、僕たちは立っていた。

海が、好きだ。壮大な海が。穏やかな海が。

ずっとこうして、見ていたかった。君と一緒に


激しく波を立てる海が見える崖に、彼女たちは立っていた。

思わず頭に血がのぼり、僕は彼女たちを海に落とした。

海が好きな彼女。海が好きな僕。

僕が好きな彼女。彼女が好きな・・・


寂しげな海が見渡せる崖に、僕は立った。

海が、好きだった。君と一緒に見た、その海が………


思わず綺麗な海に引き込まれ、僕は帰らぬ人となった。


もしも生まれ変わったら、君が好きな海になりたいな。



そうすれば………また、君は僕を愛してくれるよね。


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