表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サラリーマンと僕。  作者: おじぃ
2/3

日常。

僕、三羅木悠19歳。

街中で有名なお弁当屋さんで働いている。


「いらっしゃいませー!」


毎日朝早くからお弁当の中に具材を詰め、お客さんに笑顔でお弁当を売る。


それが僕の仕事だ。


「毎日ありがとうね。ここのお弁当とても美味しいからまた買いに来るわ。」


「はい、またいらしてください!」


僕が一番嬉しいと思う時。


それは、お客さんが笑顔でお弁当を買って行ってくれるところだ。


でも、毎日がこういうわけではない。

辛いときだってある。


例えば…


「三羅木ー!今から俺女子と遊んでくっから俺の仕事やっといてくんねぇ?」


「梅澤くーん。そんなことしたらあの子可哀想だよー。」


梅澤。ヤンキーであり、僕の同級生。


その梅澤の女はそう言いながら僕を見てクスクスと笑っている。


「(はぁ、またか。)」


僕はいつも思っていることがある。


僕にとってあいつらにむかつくと言うよりも、僕の働いているお弁当屋さんの店員達だ。


何故、誰一人梅澤を怒ったりしないんだ。

そして何で誰も話さない。


ムカつく。


梅澤たちよりもこの光景を見て見ぬふりする店員達が。


腸が煮え繰り返そうだ。


「んなぁ?三羅木聞いてんのかぁ?」


梅澤はそう言い僕に詰め寄ってくる。


心の中ではさっき言ったことようなのが言える。


でも、実際になんて言えるわけがない。


「(もしかしたら皆も同じ気持ちなんだろうな。)」


「おい!聞いてんのかよっ!」


考え事をしているのもつかの間。


梅澤は僕が話を聞いていないと思ったのか右腕を振り上げた。


僕はその瞬間「(もうダメだ!)」と思った。


だが…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ