安保法案について
世論というものは自由なもので、目の前の問題にしか目がいかず、先のことは何も考えていないように思う。
安保法案に関しては、いち個人の意見としては賛成である。ただ、政府としての説明責任は果たせていなかったと思うし、成立を急ぎ過ぎたのも事実だと思う。
それでも力なくしては国は守れないのは確かであろう。理想論でいえば、戦争はせず平和な暮らしをしたいから、その法案には反対なのだろう。なんという我が儘なことだろうか。そりゃあ誰だって戦争はしたくない、ましてや日本の様な戦争からかけ離れた国に生まれれば尚更のこと。でも世界はそれを許さない。日本だけいつまでも戦争とは無縁という訳には行かない。
例えば、隣国の北朝鮮が突如ミサイルを日本に打ってきたとしよう。もし、そのミサイルに対処出来ずに大都市に落ちたら、たくさんの人が死んだら。世論は政府に抗議するだろう。自衛隊は何をやっているのか、なぜ事前に対策を取っていなかったのか。
あくまで、極端な例えではあるがこういうことが起きたなら安保法案は直ぐに成立するだろう。
ただ、起きてからでは遅いのだ。原発の問題が正しくそれだ。起きて初めて世論は原発反対と言い出した。予め危険性というものは分かっていたはずなのに。
だから、今回の法案は今後大きな役割を果たすと思う。
この件で一部の若者たちが盛り上がったようだが、国際的に見てみれば、その何も理解出来ていない若者こそが恥である。
スマホはゲーム機でも飾りでもない、どうせ使うなら、国の事を少しでも調べたらどうかと思う。