夏の納涼祭 朝凪夕凪なる頃に@呂彪 弥欷助
この作品は、夏の納涼祭「風情を感じよう! 夏の季語が入ったタイトル大シャッフル大会」の企画作品です。
「夏の季語を一つ使ったタイトル」を考え、企画主さんの方でシャッフル(くじびき)で誰がどのタイトルで作品を書くか決める……という企画でした。
ジャンルは不問。
「朝凪夕凪なる頃に」という水原緋色さんhttp://mypage.syosetu.com/273639/の考えたタイトルが当選しました。
「エッセイ村にようこそ」2014年 08月 15日 に掲載して頂いた作品です。
※今回、こちらに掲載するにあたり、水原緋色さんから許可は頂いております。
尚、この作品はタイトルを頂き、私が詩を考えたという観点から、「二次創作」扱いとしております。
それは 私に時を伝える
この時は
感覚だけが私のすべて
陸風から海風に 手と手が交わされる
その逆もまた……
生まれた時から伝えてくれること
私の中の『確かな時』
朝凪夕凪なる頃に
風の会話は止まる
遠くで地平線は笑っている
そうして一時の休息の後
時は流れる
動き出す
風は 再び会話を始める
規則的で 強い会話を
日は風に合図を受けて
昇り また沈む
巡っていく
今日も
明日も
未来も
繋がっていく 時
一昨日も
昨日も感じていたように
これからも私の時は紡がれていくのだろう
朝凪夕凪なる頃に
余談ですが、私は「五月の若葉」というタイトルで参加させて頂き、素晴らしい作品を執筆して頂きました。