THE スキー
〜 THE スキー 〜
朝8時頃 正子の声でみんなは目を覚ます。
「スキーに出発するよ」
子供達は気合い満々で起きた。
「よし、やるぞー」
「朝食はスキー場で食べようか?」と正子
「賛成~」
さっそく支度をして車に向かう。
「じゃあ気をつけて行ってくるんだぞ」爺ちゃんと婆ちゃん が車まで見送りに来て言った。
二人はお留守番である。
「じゃ、行ってきまーす」
ブウぅ~ん 出発!!
車の中ではアニメの音楽がかかり、大ご機嫌の子供達
みんなで歌を歌い盛り上がっている。
「スキー楽しみだね」初めてのスキーに冬馬君は胸を踊らせていた。
「大喜以外、みんな初めてなんでしょ?大丈夫かな」と正子
「結構簡単に出来るよ」と大喜が自信満々に言った。
「板はいて滑るだけ簡単簡単」冬馬君も余裕こいている
多網もきみ子も頷き、みんな余裕の表情だ。
「スキーは止まるのが最初難しいんだよな」と隆
隆と正子は良く冬馬君が生まれる前に滑りに行ってたらしい。
「今日は天気も良いし、スキー日和だ」久しぶりのスキーに隆も嬉しそう。
車の中から見慣れない景色を見てみんなは、楽しんでいた。
あー旅行に来てるんだ。婆ちゃん家にずっと居て、なんだか家にいるようにリラックスしてたから、この見たことない景色は旅行に来てたことを実感させてくれる。
そんな事を感じながら、外の景色を眺めていた。
あー何だか この瞬間 良いなあ。
家に帰ってこの旅行思い出したら泣いちゃいそうだよ。
そんな事も思った。
そして車はスキー場に着く
「いよいよだね」
車から降りて、スキーウェアや板などをレンタルしに行き、レストランがあったので朝食タイム
「出来るかなぁ?」冬馬君は少し心配そう
「簡単」きみ子はニッと笑い余裕の表情
多網は鼻くそを食べている。
大喜はみんながどんな感じになるか楽しみで仕方ない。
朝食をすまし、さあ行くぞ!!
「まずは板つけてここでやってみようか?」と隆
板がなかなかうまくつけられず、苦戦する冬馬君
「あっ!」板だけが滑って行った。
「ここはなめらかだから大丈夫だけど上でやったら危ないから気をつけて」と隆が板を止める。
みんな板をつけ、最初は平らな場所で練習していたが
暫くして「じゃあそろそろリフト乗って簡単な場所行ってみるか」
「リッリフト?乗れるかな?」
リフト乗り場に来た一同。
「じゃあ、最初 多網と大喜行くか?」
「うん」大喜はスィーっと進んで行く。
余裕ぶっていた多網は危なっかしい。
そして、多網はうまく乗れずリフトは止まった。
ビー リフトとまるとあんな音が鳴るんだ。
多網の顔は怒りに染まり真っ赤っかだ
きみ子は指さし笑っている 「あははは」
つづいて きみ子と正子
ビー 再びリフトは止まった。
うまく乗れずきみ子は転んでいた
それを見た多網「ひいっひいっ」と笑っている
きみ子は歯を食いしばり叫ぶ
「しゃーくそーあーなろー」
続いて隆と冬馬君
「僕は成功するぞ、あっあー」
ビー リフトに引っかかり速攻で転ぶ
三連続ストップの後、やっとのことでリフトは進んだ
「わーっ雪景色 最高 ちょっとこわいけど」と正子
きみ子も感動していた「凄い空中ブランコみたい」
多網は鼻くそを下に飛ばす ピッ
「板がとれて落ちたらこわいなぁ」と大喜
冬馬君は雪山を見て感動
凄い初めての経験
だが、そんなことを言っていたのが嘘のように信じられないことが起こる。
「あれっ?」隆は不思議に思う、これずいぶん高い所まで登るなあ、なんかおかしいぞ。
隆は嫌な予感がした、まさか?
ようやく降りる所に来た時、分かったのは他のリフトが下にあった事だった。
しまったこれ初級コースじゃない・・
到着した時。 ビーーー リフトは再び止まった。
「あはは多網またこけた」
ビー「あははきみ子まで」
ビー 冬馬 こけた
このメンツが、ここ滑るのか?
みんなは坂の上に立った時、開いた口が塞がらなくなる
なんじゃこりゃ
なんじゃこりゃ
「あなた、何これ ?」
「明らかに初級コースじゃないわよ」
「ゆっ ゆっくり 降りよう」
「後ついてきて」
板をハの字にしてゆっくり滑ろう。
バタン バタン 次々とみんなは転んでいく。
転んでばかりでいっこうに進まない時間が続く
「大丈夫 焦らず ゆっくり行こう」
バタン みんなは転び過ぎて顔は雪まみれ
全然出来ないよー、ちょっと進むと止まらなくなりまたこけて止まる、イライラが募っていく。
その時だった
後ろから びゅー 「ひやっほー」多網達と同い年くらいの子供達
「あははだせぇ、ヘタクソだな」
その言葉が 二人に火をつけた
ライトオンファイヤー
びゅーん 多網 きみ子はなんと直滑降で降りて行った、いや降りて行ったのだろうか、落ちて行ったのだろうか?
「あの二人 死んだんじゃないの?」大喜はビックリ
多網ときみ子はさっきの子供達に追いつき 抜かす瞬間
ブッ こいた
「ブリブリ ブリブリ へっ」
そのまま 二匹の猿達は直滑降で降りて行く
「なんだったんだあいつら、化け物ならぬ馬鹿者か?」
子供達はあのスピードで直滑降でおりる二人をみて恐れおののきつぶやいた。
多網ときみ子はあせっていた
「どーやって止まるの」
ビューン
下ではインストラクターの先生が生徒に教えている
「私はねスキー場で転んだ事など一度もない これぞまさに先生の鏡 スキーの天才。私が転ぶなんてありえない ははっ」
そこに二匹の猿がつっこむ事になるのは言うまでもない。見事先生にストライク
三人はそのまま転げ落ちていく
下についた時
多網ときみ子は笑っていた スキー面白い 最高と。
先生は気絶している意識の中 ああ 私の経歴がぁあぁ。
すぐさま隆が降りてきて「二人共大丈夫か?」
「あははもっかい」
「良かった」
上では正子が二人を必死に先導中。
ほら落ちついてゆっくり
「やれば 出来る あわてず 落ちついて」
冬馬君はハの字のやり過ぎてまたが痛くなっていた
そして、坂が少しゆるくなってきた所で。
「ええーいもうやけだ」直滑降で行ってしまった。
「僕も出来る えいやー」
大喜は慌てた
「ええーい僕だって」
「ちょっとあんた達」
下ではインストラクターの先生がさっきのは不運な事故、まあ100年に一回くらいの率で起きた事、あはははと生徒に向かい語り笑っている
まあ、言うまでもない
直後二匹の猿はここにつっこんだ
生徒は大笑い。
三人は下まで転げ落ちていった
「あははスキーって楽しいね」
最初に難しい所を滑ったおかげか、みんなは大分うまくなり、その後は大満足に滑れていた。
夕暮れにさしかかり初級コースのリフトを降りた所
「さてこれラストで婆ちゃん家帰ろうか」と隆
子供達は顔を見合わせる
「誰が最初に下に着くか勝負だ」冬馬君が言った
「望むところだ」みんな気合い満々
それを後ろで見てたあのインストラクターの先生
あのクソガキども目にものみせてくれてやる、一番をかっさらってやる
「スタート」冬馬君の掛け声とともにレースは始まる
「しゃー」きみ子は吠えた
「僕だって」冬馬君も負けてない
「負けるかー」と大喜
「ポー」 多網
「あいやー」
「って誰だお前は?」
「インストラクターの先生だよ~ 一位はもらった」
後ろで生徒たちは呆れて見ていた。
「うおーっ ブリブリブリ」屁の力で更なる加速をつけたきみ子は吠えた「もらったー」
「ブリブリブリブリ そうは行くか」
多網も屁をして加速
「ぶ ブウー ブッ ハイヤー」インストラクター男も真似をして加速
だからあんたは誰だよ?
みんなの疑問である。
ただビックリするのは当たり前の事なのだが、彼ら三人が加速したと思いこんでるオナラパワーは無に等しく、実際に屁をしてない冬馬君と大喜は真横にいたのである。
そう彼らは勝手に屁をしてるだけである。
「はさしゃーブッ ブッ ブウー」
「負けるかーブリ」
「インストラクター オナラ ブリー」
もはや、男の屁は出なくなったのかブリーと口で言ってるだけである。
「もらった」男は姿勢を低くし加速した、あまかったな!後ろを振り返り笑っている、僕の勝ちだ はははは
悔しがる多網ときみ子
その悔しがる顔をずっと後ろを振り返り眺めて笑ってるインストラクターマン
あはは、この悔しがる顔 写真とりたいな、ははっ、ケッサク
彼はそのままコースから消えて行った
そうコーナーである
多網ときみ子はケラケラ笑っている
ゴールは近い
みんな横一直線
「やーーーああああっ」
あっ足をつまづいた冬馬君は目の前の布を掴んだ
わあっ それは多網のズボン
雪より白いプリプリけつが露わになった。
多網も転びそうになり、横のきみ子の板に足が絡まった。 きみ子の足もまた横の大喜に、四人はそのまま 転んで雪につっこんで行く。
こうして、木の下に四人の雪だるまは完成した。
右から大喜の頭が、左からは冬馬君の左のスキー板が そして上にはきみ子の手が、そして正面から多網のプリプリケツが飛び出ていた。
芸術作品である これは ピカソか?
みんなは雪から出て大笑い
同着だーね。
帰りの車はみんな疲れたのかぐうすか夢の中 とても楽しいスキーだった。
えっあの男?
彼はその日以来 スノボーに移行したらしい。




