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婚約者様の婚約者(私)は対決中

女王陛下は土田至さんとお付き合いを始めたそうなので

ハロを何とかしようとおもってたら

奴が来たよ…何考えてやがる。


「可憐な乙女が御帰還と聞きましたので、エスコートに参りました。」

例のヘビ族の男デヒジャが待ち伏せしてやがった。

「ラージャさん、困りますよ。」

私はちょうど出てきた元凶に言った。

「まあ、いいじゃない、男は婚約者さんだけじゃないよ。」

ラージャさんが逃げようとしている。


まったく、困るんだよね。


「さあ、まいりましょう。」

デヒジャが迫って来た。


うーん、蹴りはこの前とめられたし。

そうだ、この間から習ってる槍でリーチ不足を補おう。


「危ないですよ、愛しい人。」

シュルシュルと避けながらデヒジャが言った。

「お断りしましたよね。」

さすがにすばやいな。


しばらく職場の前で攻防が続いた。

私は早く帰りたいんだよ。

かえってアジアン恋愛ドラマ

『はるかなりの愛』

の配信見るんだもん。


「お忙しいところ申し訳ないが…。」

遠慮深く誰かにいわれた。


一応動きを止めた。

デヒジャも息切れしている。


わー、でかい…ハロとはる大きさの深緑の髪と目の美形の男性が立っていた。


「サイラ・ルーアミーアはまだいるだろうか?」

男性が言った。


サイラさんの知り合い…。


「ランティス王太子殿下ですね。」

デヒジャが言った。


ああ、そういやそうかも。


「すまない、邪魔をして。」

ルーアミーア王国のランティス王太子殿下は言った。


サイラさんの旦那さんかぁ。


「まだ、帰ってないとおもいますよ。」

私が言っている間に本人が登場した。


「お先に失礼します…ラン?なんでいるのさ。」

サイラさんはびっくりしている。

「この間のアタランテ帝国の外交は行かない事は許さない。」

ランティス王太子殿下が言った。

「ええ?行かないよ、面倒だもん。」

サイラさんが言った。

「皇帝陛下の在位100年を祝う行事だから無理だ。」

ランティス王太子殿下が言った。


王族も大変なんだね。


「いやだってば…悪妻だもん、どうせ。」

サイラさんが可愛く言った。


おお、うらやましいな、ああいうの私は無理。

と言うか会社の前で痴話げんかかい。


…自分の事棚にあげたよ私。


「サイ、人の言う事なんか、気にするな。」

ランティス王太子殿下が言った。

「…気にするよ…。」

若い王太子妃は言った。


まあ、そうだろうね。


「サイ、愛してる。」

ランティス王太子殿下がサイラさんを抱きしめた


ところで私とデヒジャは拍手をした。


「私も千陽さんの事を愛してます。」

デヒジャが抱きつこうとしたので避けた。

「私の婚約者はハロルド・セーライトですから!」

私は高々と宣言した。


「オレの婚約者は宇水千陽だ。」

ハロの声がして抱きあげられた。


「遅いよ、ハロ。」

私は言った。


「…今日のところはあきらめましょう。」

デヒジャは言った。


この間の敗北を思い出したらしい。


「千陽、さっきの宣言は嬉しかった。」

ハロが微笑んだ。


しまったー。

婚約者はハロ宣言しちまった。

今度はルーアミーア王太子夫妻に拍手されてるし。

不味すぎるよ。

まあ、来てくれてうれしいけどさ。

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