婚約者様と歓迎会
私、ハロの男色家?の隠れ蓑にされてないよね。
キスされたり、抱きあげられたりしてるし…。
そのわりに…まだ、手をだされてないんだけど…。
草食系男子?それとも、本当に偽装婚約?
「なんだ?千陽?」
ハロを見上げてると言われた。
本当に美男子だよね…。
竜騎士の正装が似合ってるし…。
向こうの女性たちもハロにくぎ付けだし。
今、歓迎会の真っ最中です。
ハロが婚約者なので一緒に動いてます。
女王陛下をさりげなく見ながらですけど…。
ハロ護衛任務こみなので…。
あ、リボンとってくるの忘れたよ。
「うーん、ハロってさぁ、偽装で婚約したんじゃないよね。」
私は言った。
「…千陽、それはひどいぞ、オレはお前が好きだから婚約を申し込んだんだ。」
ハロが悲しそうに言った。
うーん、ヘタレ系男子だったか…。
そのわりに体術の勝負で断れないように…は手際が良かったな…。
「そのわりにキスだけで満足なんだなって思ってさ。」
私は言った。
「別に満足じゃないが…師匠がな…力加減がまだ…。」
ハロが言った。
宇水の妖怪が止めたのか
…抱きつぶされかねないもんね。
「まさか、勝負にもちこんだのっておじい様の入れ知恵?」
私が聞くとハロはばつの悪そうな顔をした。
「まあな、師匠に女王陛下の夫候補をうちうちに打診されたことと、千陽を婚約者っていってしまった事を相談したら、本当にしちゃおうよっていわれてな…勝負に持ち込むようにいわれた。」
ハロははいた。
おじい様ひどいよ…。
私はハロと親友でいたかったのに…。
「ラシュルドの竜騎士様。」
だいたんな女性がハロに話しかけた。
「はい、何か御用ですか?」
ハロが愛想笑いをうかべた。
うーん、営業むいてないな…。
愛想笑いって丸わかりですよ。
…営業してないけどさ。
「一緒に向こうに行きませんこと?ラシュルドのお話を聞きたいわ。」
女性は自分のテリトリーにハロを引きずりこもうとしているようだ。
「女王陛下の護衛中ですので残念ですが。」
ハロは言った。
「…まあ、残念ですこと。」
女性は言った。
でも、さりそうにない。
「ハロ、私、女王陛下の様子見てくるね。」
私は言った。
「まあ、かわいい妹さんですの?」
女性は言った。
「婚約者です。」
ハロは微笑んだ。
女性はなんかひるんだ。
「失礼いたしますわ。」
女性は引き下がった。
ロリコンなんていくらかっこよくても…って呟いてるの聞いちゃった。
悪かったね、小柄で…。
ごめん、ハロたぶん明日までにロリ疑惑が広がるわ、こりゃ。
「あ、そうだ、マイアレーダ家のファリアス様って知ってる?」
私は聞いた。
「…顔と名前だけならな…。」
ハロが言った。
そうか、ハロは三次界の日本国にいるから。
あんまりしらないんだ…噂も。
「可愛い系の男子?」
私は聞いた。
新年会は女王陛下観察でキハセータ公の旦那見わすれたんだよね。
あの当時は真実は知らなかったし。
「まあ、男にしては可愛いんじゃないか?」
ハロが言った。
うん、わかった。
イライアス王子殿下も美男子だけど可愛い系じゃない。
だから、だめなんだね。
可愛い系の男子の知り合いいないかな?
おじい様に聞こうかな?
ついでにたくらみの事も追及しようかな。
かわされるだろうけど。




