婚約者様の御主君様の側近さんは思う。
女王陛下が意外に変態行為をセーブしている。
宇水さんがいるおかげかな?
「すみません、ナイジェルさん。」
考えていた人物に後から声をかけられてびっくりした。
頭の大きいリボンがものすごく似合っている。
本当は大人な美少女な宇水千陽さんだ。
「なんか御用ですか?」
僕は愛想笑いをしておいた。
千陽さんがいるおかげで女王陛下はニコニコだからだ。
僕はナイジェル・アーキテスゼ
女王陛下の側近だ、男性にしては
珍しく髪が短いのは、竜に乗れないからだ。
ええ、地駆け竜すらのれないんです。
本当に現代に生まれてよかったよ。
バスがあるし…。
竜は僕と相性が悪く乗せてくれません。
まあ、いいんですけどね。
「なんか考え事ですか?後がいいですか?」
千陽さんが言った。
ちっちゃくて可愛いな…。
今度からハロルドはロリ疑惑かけないとな。
男色家疑惑もあったよね。
「いいんですよ、何か御用ですか?」
僕は言った。
「女王陛下はなんかありませんでしたか?」
千陽さんが言った。
そうだよ…そりゃおかしいと思うよね…。
あんだけ暴走してればね。
「なにかってなにがですか?」
僕はしらばっくれた。
「…女王陛下はキハセーダ公となにかご親交があって、新年会にお招きになったのではありませんか?」
千陽さんが言った。
知識の宇水家はだてでないらしい。
まだまだだな。
「もちろん、国の発展の為ですよ。」
僕はしらばっくれた。
「キハセータ公の後添いって男性もいうのかな?…ラシュルドのマイアレーダ家のファリアスさんがいってますよね…一年前に…。」
千陽さんが言った。
そこまでわかってるんなら僕に聞く必要無いと思う。
「…ハア、分かりましたよ、人に言わないでくださいね。」
僕は口止めした。
本当に歓迎会前の男性用控室まで押しかけないで欲しいよ。
「もちろん、いいません。」
千陽さんは言った。
まあ、大丈夫だろう。
つまり、こういうわけだ。
マイアレーダ家のファリアスさんが
一時期、女王陛下と付き合ってて
知ってる人達は(案外いなかった。)
当然結婚すると思ってたんだけど…。
キハセーダ家に婿にいってしまったわけだ。
『キハセーダ公は僕がいないとだめだけど君は大丈夫だから。』
といって二股かけられてた上にこの言い草。
女王陛下はそれ以来、趣味だった可愛いものに
過剰反応する事で心を守ったんです。
「ハロルド・セーライトさんは男色家と言う噂が有ったし…正直者で誠実だと言う調査結果が出ましたので…。」
僕は言った。
「…ハロ、男色家なんだ…。」
千陽さんは言った。
不味い、ハロルドさんの婚約者だった。
「単なる噂ですよ。」
僕は小さい肩をたたいた。
「うん、知ってる…ハロだから身近で婚約したのかな、変な噂でもてないから。」
千陽さんが言った。
ある意味、ハロルドさん哀れだな。
なんか一番しられちゃいけない人に教えた気がするよ。
申し訳ございません女王陛下。
ああ、なんか企んでる顔してるよ。




