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婚約者様のご主君(女王陛下)様と歓迎会の着替え中

わーん、なんで女王陛下と一緒に

歓迎会出なければいけないのさ。

私はしがない庶民ですよ。


「千陽ちゃん、可愛いわね、良く似合ってるわ『こゆ』よね、さすが凝ってるわ。」

女王陛下が私の盛装を見て言った。

女王陛下も黒髪に藤の大房の冠に紫のマーメードラインの盛装で

黙っていれば、可愛いもの好きの変態とわからないほど高貴だ。

「こゆってコユプスちゃんが、ワンコ姿で器用に作ってるイメージしかないんで高級ブランドのきがしません。」

私は細い手編みの白いレースのオーバードレスのしたの

やっぱり細かく銀糸で刺しゅうされたサンゴ色のアンダードレスを見ながら答えた。

女王陛下みたいに身長高ければいいのにと思いながら。


「さすが、宇水家のお嬢様ね。」

女王陛下が言った。


なんでみんな宇水家のお嬢様扱いするんだろう?

スゴいのは、私じゃなくて、お祖父様(うすいのようかい)なのに。


女王陛下の方がよっぽど高貴だよ。


「女王陛下、イライアス殿下と結婚するんですか?」

私は化粧室に二人っきりなのをいいことに

聞いてみた。

「しないわよ、竜の宅配便は吸収合併する予定だけど。」

女王陛下はさらっと企みもはいた。


まあ、ハロからの情報で竜の宅配便

の社長は大分嫌な人らしいので

それは良いですが。


「じゃあ、だれと結婚するんですか?」

私は聞いた。

「千陽ちゃんじゃないことは確かよね、残念ながら。」

女王陛下が言った。


ちゃんと考えてるんだ。


「ハロルド・セーライトですか?」

私は言った。

ハロが女王陛下の夫になれば、

私は解放される。


親友に戻れるよね。


...ちょっと心が痛いよ、どうして?


「千陽ちゃんはどうしたい?千陽がハロルド・セーライトを薦めるなら考えてもいいわ。」

女王陛下が言った。


すすめる?

ダメだ、なんで?

涙が出る。


「だめよ、大事な人を譲ろうとしちゃ。」

女王陛下がハンカチで

私の顔を拭った。


なんか寂しそうな顔してる。


あれ?なんか見落としてる?

女王陛下って昔は

可愛いもの好きだったけど

今みたいな変態じゃ無かったんだよね。


なんか事情があるのかな?

ハロも最有力候補じゃないのに

結婚って言われたっていってた。


「わー、考え事してる間に頭にヒラヒラのおっきいリボン結ばれたよ。」

私は言った。

鏡にピンクのシフォンのリボンを

つけた自分がうつってる。

「千陽ちゃん、可愛い!似合いすぎよー。」

結んだ犯人の女王陛下が

抱きついた。


わーん、確かに少女じみてて

よくにあってるよー。

おとなの女性めざしたのにー。


それにしても、女王陛下、

何があって

こう言う変態になったんだろう。

調査だよね。

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