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婚約者様と出張

ああ、防寒してきてよかったよ。

やっぱり空の上は寒い。


今、天竜大陸マユタータムの上空を飛んでいます。

ラーセルート竜王国は雲の間から見えてます。


ハロのきれいな金髪は三つ編みにされて防寒のために首にまかれています。

別布だと風によって巻き付きが危ないから竜騎士は髪で防寒するんだよね。


なんて見てる余裕ないよー。

なんせハロの愛竜キャロの背中にくくりつけられた乗客用袋から顔だしてるんです。

顔いれときゃ寒くないんですよ。

空間術で保護されてるんで

でも、肉眼で天竜大陸見たいじゃないですか。


「千陽、大丈夫か?」

ハロが騎竜ゴーグルごしに私を見た。

「うん、綺麗だね。」

私は言った。

前のローズ・イクスデア左目隊隊長の竜に

モフィル女王陛下と側近さんがのってるはずだ。


私と一緒にのりたーいって女王陛下はごねたけど…。

ローズ隊長の貫録勝ちです。


ラーゼルート竜王国につくと。

伝統楽器ギンギラギンとクルセルットで歓迎されました。

ギンギラギンは両腕に金属の細長い板が沢山下がってて

踊るように音を鳴らすみたいです。

クルセルットは指に電子鍵盤みたいのつけてて空中を弾くと音が

出るみたいです・

面白いなぁ…。


「千陽ちゃん大丈夫だった?」

女王陛下がさりげなく隣にきました。

イライアス王子殿下はいいんですか?

ま、女王陛下の婚約者じゃないけどね。

「ええ、上空は寒いですね。」

私は言った。

「本当にね。」

女王陛下がさりげなさを装って

手を握ろうとしたので避けた。

「千陽ちゃんたら、照れ屋さん。」

女王陛下が言った。

別に照れ屋じゃないけどね。

私は笑って誤魔化した。

だって日本人だもん。


ラーセルート竜王国は前も言ったように

ラシュルド王国の元の国と言われている。

それだけにお城の造りはにている。


つまり、天井が高くて扉が大きい。

お城は普通そうだけど、

この二国は桁外れだ。

廊下も天井が高く、どの階にも

テラスと回廊があり

すべての部屋が外と面している。


つまり、緊急時竜がどこでも入れるようになってるんだ。


共通点見つけちゃったよ。


「千陽、なんか落ち着かない音だな。」

ハロが言った。

うん、特にクルセルットがね。

ビヨヨーンって言う哀愁を帯びた音が

変なんだよね。

テルなんとかって言う楽器と音が似てる。


それにあわせてうたいだした。

ひらひらの服の男性が吟遊詩人?

ラーセルート竜王国は少し古代チックだ。

うちの会社の悪妻王太子妃様あたり

狂喜乱舞しそうな雰囲気だけど。

私はなんか疲れました。


「よく、来ました、千陽。」

イライアス王子殿下が今度は隣に来た。

王族がフラフラしてるんじゃない。

「お招き預かり光栄です。」

一応、ラーセルート竜王国の礼をネットで

調べといたのでしといた。

「そなた、覚えたのですね。」

イライアス王子殿下が微笑んだ。


郷に入っては郷に従えと言いますしね。


イライアス王子殿下は

うれしそうに私の手を握った。

ああ、油断したよ。

「柔らかくて小さいですね。」

イライアス王子殿下は...。

おい、なんで人の手の甲にキスする!

「ああ、イライアス王子殿下ズルい!私もする!」

女王陛下が固まってる私のもうかたっぽの

手をとってキスした。


なにかんがてやがる。

あんたら王族でしょう?

こっちは庶民なんだよ。

ああ、なんか皆さんにガン見されてるし。

特にハロ!

どうすりゃいいのさ、この展開。

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