婚約者様と新年会2
うーん、どうやって探ろうかな?
ラーセルート竜王国の王子が縁談相手だよね。
多分だけどさ。
「千陽、ホールに出ないと不味い。」
ハロが言った。
「うん、行くよ、女王陛下は何してる?」
私は言った。
ついたての端から覗いた。
女王陛下はイライアス王子殿下に何故かエスコートされている。
わー、嫌そうな顔してるよ。
「行こうか...。」
女王陛下のそばにいこう。
リスキーだけどね。
私はハロとホールに戻った。
「陛下。」
私はそっと女王陛下の隣に立った。
「千陽ちゃん~。」
あ、限界?
「おや、小国の女王陛下は我慢が聞かないんですか?」
イライアス王子殿下が言った。
「イライアス王子殿下、ご機嫌いかがですか?」
私はニコニコしていった。
うちのいたいけな変態女王陛下をいじめるんじゃねぇと言外にいってみた。
「そなたは誰です?」
言うに事欠いてそなただと...。
「宇水千陽ともうします。」
さて、どうに料理してやろうか?
宇水の妖怪の孫なのは
伊達じゃ無いんだよ。
「私はモフィル女王陛下の...。」
イライアス王子殿下がやばそうなことを
いいかけた。
ここで婚約者とか言われたら不味い。
「ハロルド・セーライトの婚約者です。」
...あ、自分が墓穴掘った。
「そうですか、私は...。」
まだ、言うかこの男。
「二次界では、慣れなくて大変ですよね。」
一次界がどんなところかあとで情報収集だ。
「そなた、一次界をどんな、異世界だと思っているのですか?」
わー、話題変えられたけど、不機嫌だよ。
うーん。
「翼人がいる世界ですかね?」
二次界も、三次界もいるけど、本拠地
みたいな?
「いますが...。」
イライアス王子殿下が言った。
「一度くらいいってみたいななんて。」
あれ?さらに墓穴?
「...来ればよいです。」
イライアス王子殿下が言った。
なんか見られてる?
「千陽ちゃん~、行ってくれる?」
へ?なに?この展開?
「陛下?」
やっと口が挟めたらしいハロが言った。
「ルーレ!千陽ちゃんとラーセルート竜王国に視察に行ってくるから、あとよろしくね。」
女王陛下がルンルンと言った。
私、縦穴式古墳掘ったかも~。(大きな墓穴)
「姉上、わかりました。」
長い黒髪の女王陛下ににた青年が言った。
ルーレランド王子殿下?
となりのチョコレート色の髪の女性が
亜久里王女殿下かな?
「陛下、千陽は私の婚約者です。」
ハロが言った。
「護衛はハロルド・セーライトに命じます。」
モフィル女王陛下が軽々しく言った。
「女王陛下、私、仕事があるので無理です。」
一応言っておこう。
「山利よね、交渉するわ。」
女王陛下が軽々しく言った。
「モフィル女王陛下には、サティア王国にも来ていただきたいです。」
亜久里王女殿下らしい人が言った。
「ええ、可愛い亜久里王女殿下のおねだりですものいきますわ。」
女王陛下が言った。
亜久里王女殿下は引いてる。
そうだよね、言うに事欠いておねだりだもんね。
「亜久里姫、僕がいきたいな。」
ルーレランド王子殿下が甘く言った。
亜久里王女はちょっとたじろいだ。
「えーと、これ以上複雑化するのはちょっと。」
亜久里王女殿下はなにか事情があるらしい。
「亜久里様、あんまり愛想振り撒かないでください。」
中性的な美青年が言った。
「リアンは心配性だね。」
亜久里王女殿下が言った。
亜久里王女殿下の側近?
「千陽ちゃん、なに飲むの?」
女王陛下が言った。
あ、乾杯か?
「お酒じゃないのでお願いします。」
お酒飲めなくないけどね。
「...お酒飲まないのねイメージ通りだわー。」
女王陛下がうっとりした。
不味い、軽く飲めばよかった。
抱きつかれそうだ。
「プリンパフェにする?」
それ、すでに飲み物じゃないですよ。
「レモンスカッシュでお願いします。」
せめてこのくらいで。
「ピーチソーダがいいんじゃない?」
女王陛下が手を握ってきた。
わーん、困ったよー。
ともかく、一次界いき絶対回避だよ。
仕事あるもん。




