水の都オンディーヌへ入るために
オンディーヌの街へ歩を進めると・・・街へ入れない。水の堀が行く手を阻むのだった。
「え?なにこれ?どーやって入るの?」
このはが片手をあごに当てて悩んでいる。
「うーん。どう思う大河?」
「んー・・・泳ぐ!(笑)」
「「・・・お先にどうぞ。」」
「って(笑)俺さき!?」
「当たり前だろ。」
冗談なのに~とぶつくさ言いながらも装備を外して泳ぐ気満々。
と、その時だった。
「あのぉ。何をされているのでしょうかぁ?」
間の抜けた声が後ろから聞こえてきた。振り返り門の方を向いてみると、一人の女性が門の中央に立っていた。
「いやぁ、オンディーヌの中に入りたいのですが、入り方が分からず泳いで行こうかと思いました。」
「あぁ。たまにいるんですよねぇ~。行き方分からずに泳いで行こうとする人(笑)」
「しってるんですか???」
「あ、申し遅れましたぁ~。私、オンディーヌまでの舟渡をしてます、アリサといいますぅ~」
舟渡がいたんかーい。と心の中で突っ込むアギト。
「じゃぁ町までお願いしてもいいですか?」
「いいですよぉ~。ただ・・・」
「ただ?」
「条件がありまぁ~す。」
「条件あるの!?」
と、驚く大河。
「はい。数日前から堀の中に水系のモンスターが住み着いちゃって誰も渡れない状況なんですよ~。退治して頂いたら街までお送りします~。」
「なるほど。そのくらいならお安い御用だよ。」
と、軽く引き受ける。
「ありがとうございますぅ。じゃぁさっそく水の堀辺りまで行ってください。」
「モンスターは強いんですか?」
と言いつつ3人は堀へ近づき水面を覗き込んだ。
「いや、強くないと思いますよぉ。ただ・・・」
ん?と疑問符が頭に浮かんびアリサさんの方を振り返る。その時水が跳ねる音がした。
ざぱぁ!
10体のシードラゴン、5体のエンゼルフィッシュ、7体のアクアルパ、8体のアクアスライム計30体が出てきた。
「「「・・・」」」
「いっぱい、いますので気を付けてくださいね♡」
「「「先にいえ!!!」」」
初心者サーベルを構えると俺と大河は駆け出した。
「このはは、アリサさんを守れ!」
「分かった!」
大河とうまく連携して敵を殲滅していく。
「アギト右から来てるぞ!気をつけろ!」
「あぁ!あと全部で5体だ!一気にいくぞ!」
最後のシードラゴン1匹を俺と大河の斬撃をくらわせて切り捨てる。
ドロップアイテム:シードラゴンの骨×7、魚肉×2、アクアルパの粘液×5、水のゼラチン×3
「はぁはぁ。やっと片付いたな。」
「いやぁ。まさかあんなに囲まれるとは思ってなかったな。」
俺らはこのはとアリサさんの方へ近づいた。
「アリサさん、もうちょい早く言ってよ~。アリサさんマイペースだなぁ。」
と大河が不満そうにいう。
「ははは、すみません~。よく私がマイペースって言われるんですよぉ。そんなことないと思うんだけどなぁ。」
・・・自覚なし!
「さて、じゃぁ街の中まで案内してもらえますか?」
「はいはい~。じゃぁあの船に乗ってください~♪」
水の堀に近づいていくと、少し大きめなボートが置いてあった。
「これ何人乗れるんですか?」
「ん~10人用だけど、前は20人一気に乗せたことあるよ~」
「大丈夫なんですか!?」
「いや(笑)でも、往復するのめんどうじゃん?(笑)」
適当だなぁ。この子。と3人は思った。
「まぁ。この人数はいけるから大丈夫さぁ~。のったのった~」
3人はボートに乗り込む。
「では、しゅっぱ~つ♪」
目の前に広がるオンディーヌの街並みに期待を膨らませて、3人は前方を眺めていた。
あんまおもしろくないですか?(汗)
自分じゃわかんねーっす。
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