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正式サービス公開

 朝、目を開けると7時だった。正式サービス公開のため興奮で目が覚めたのだろう。あくびをしつつリビングに向かうと、このははもうご飯を食べていた。


 「おはよう、このは。」

 「おはよう、お兄ちゃん。今日、何時にPA入れるの?」

 「俺はβテスターだから8時から設定できるけど、このはは正式サービスからだから9時にインすれば大丈夫だよ。」

 「わかったー。おにいちゃんも朝ごはん食べる?」

 「あぁ。おねがい。」

 

 そう答えるとこのはは立ち上がり、キッチンへと向かった。俺はこのはの前の席に着くと置いてあった雑誌を広げた。


 <パンドラ・オンライン正式サービススタート!~話題のゲームの噂を分析~>


 あぁ。そういや大河も言ってたな噂のこと。そう考えながら雑誌をめくる。


 ぱらっ。


 ネットで流れる噂、あの意味は如何に。ネットユーザーで噂になっているパンドラ・オンラインの噂。表向きは株式会社ノアが、正式サービス参加者を歓迎する宴が催し、素敵なプレゼントをユーザーへ与える、と読み取れなくもありません。しかし、ネット上では、そう信じる人もいれば、反対に何か株式会社ノアが企んでいて、何かが起こるのでないか、と議論する人たちもいるのです。βテスト期間はクローズドだったので本当に限られた100人しかプレイすることができませんでした。そのため、抽選に漏れた人たちなどは、プレミアが付いたこのパンドラ・オンラインをプレイすべく、このような噂も知りながらも、たくさんの人が正式サービス開始に参加するのではないかと予想されます。


 「なんじゃこりゃ。ゲームで何か起こるわけないじゃん。起こってもアカウント排除されるくらいじゃないかな。」


 と独り言をつぶやいていると。


 「おにいちゃん、朝ごはんできたよ。」


 と、たまごサンドとベーコンのついた目玉焼きを持って近づいてきた。


 「ん、ありがとう。」


 朝ごはんを食べ終わって、時計を見ると8時5分前。


 「じゃぁ、そろそろ俺もインしてくるわ。このはは9時にインしてきな。設定終わったら、メニューってつぶやくとメニュー画面でるから、そこから、callってボタン押してアギトって入力すればつながるから、終わったら連絡してな。」


 「はーい。じゃぁいってらっしゃい。」


 食器をキッチンの流しに入れると、自分の部屋に戻り、VRギアを装着する。ベッドに横になり一息つくと、


 「ダイブ・ゲート」


 The connection to the neuron is all clear.


 Sences are trace to VR Gire.


 All preparetions are...All clear.


 Language:Japanese/English


 Login ID:*********

 Passward:*********


 Welcome to the Pandra Online


 「ようこそパンドラオンラインへ。」

 

 最初と同じように、女性のオペレーターの声が聞こえた。


 「アギト様、βテスターの方ですね。βテストお疲れ様でした。これからは正式サービスとなりますので、再度入力をしてもらうことになる場合もありますが、ご了承願います。」

 「え?全部一からやり直すの???」

 「いえ、名前等に変更ありませんでしたら、飛ばして頂く項目もありますので。」

 「なるほど。βテストからは何が引き継がれるの?」

 「はい、基本的に能力やパラメータ等は引継ぎになります。アギト様の場合βテストで43レベルまで成長させていたのでレベルが引き継がれます。後、ポイントの振り分けが0からスタートとなりますので、129ポイントを正式サービスが始まったら、また振り分けして頂く形になります。」

 「なるほど、じゃぁ正式サービスから職業を変えても大丈夫ってことだね。装備やお金とかはどうなる?」

 「まことに申し訳ありませんが、初期装備のみとなり、お金も初期の所持金である1000クルス(1クルス=1円)からスタートとなります。」

 「なるほど。まぁそれはいっか。また稼げばいいしね。おっけー。じゃぁ設定を始めてもらっていいですか?」

 

 女性のオペレーターは微笑んで、


 「かしこまりました。では、名前を入力して下さい。」


 半透明のキーボードが出ると、すでに、入力欄にはアギトと表示されていた。そのままエンターを押す。


 


 結局、あまり何も変えずに設定を終了する。変えたのは目の色だけ。右目に赤を入れ、左目は黒のまま。いわゆるオッドアイってやつ。なんで変えたかって?かっこいいじゃん(笑)


うーん。なんか文章どうなんでしょう?w

指摘よろしくです^^

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