スキルの獲得
このはもスキル画面を開くと
「うわぁ。いろいろなスキルがあるんだね。」
「そうだね。基本的にスキルはアクティブスキルとパッシブスキルに分かれるんだ。さらにアクティブスキルの中にアタックスキルとサポートスキルに分かれる。パッシブスキルは常時発動してる感じだね。で、アクティブスキルはどうやって発動するかというと、モーション登録をすれば便利に使えるよ。例えば、突き系のスキルだったら、左手を前にして剣をそれと水平に構えて溜めて、スキル名を唱えれば体がそのスキルによって違う色になるけど、光に包まれてスキルが発動するんだ。」
「へ~。なんか面白そうだね!じゃー・・・」
「あ、ちょっと待った。まだ説明終わってないぞ。」
「え~。まだあるの~。」
このはは気だるそうに答えた。
「まだだ。適当にスキルを決めないほうがいいぞ。まず、自分の方向性を明確にするんだ。例えば、ハードパンチャーになりたいのに、パッシブスキルで知能系上昇スキルを覚えても無駄じゃん?だから、自分がここで何をしていきたいかによってスキルをそろえていった方がいいと思うよ。」
「うぅぅ。なんか難しそうだなぁ。どんな方向性があるの?」
「ん~。まずは攻撃系、サポート系、生産系の3タイプに分かれるかな。」
「おにいちゃんたちは攻撃系でしょ?」
「そうだな。俺と大河はバシバシ切り込んでいくタイプだな。」
「じゃぁ、私はサポート系になろうか?そうすれば、戦闘とか楽になるんじゃない?」
「おぉ。いいなそれ。じゃぁ、さっき魔法系に興味あるみたいだから、魔法系統のスキルを取っていけばいいかな。」
「ぅん・・・どれにしよう?(笑)」
「そうだなぁ。取りあえず、ヒール系魔法と、ステータス上昇系魔法は必須だよな。あと、ちょっと攻撃とかの魔法も使えればいいと思うよ。あと、自分の武器にあったスキルじゃないと発動しないスキルもあるから気をつけろよ。このはの場合は杖を主武器にすればいいかな。」
このはは必死にウィンドウをスクロールさせてスキルを探しているようだ。俺もどんなバランスで振り分けようかなと考えていると
「おにいちゃん、こんなのどぉ?」
と、スキルを選択して見せてきた。
・キュア HP30%回復 MP20消費 SP5
・アシスト-アタック Attack5%上昇 MP10消費 SP3
・アシスト-ディフェンス Deffiense5%上昇 MP10消費 SP3
・アシスト-アジリティ Agility5%上昇 MP10消費 SP3
・アシスト-デェクステリティ Dexterity5%上昇 MP10消費 SP3
・アソスト-インテリジェンス Intelligence5%上昇 MP10消費 SP3
・フレイム 敵に小ダメージ MP20消費 SP5
SP消費25P、残り1P OK or Not?
「ぅん。なかなかバランスいいんじゃない?ただパッシブスキルがないから、早めにつけた方がいいね。取りあえず、これを覚えて、しばらくしたらパッシブスキルを覚えていこうか。」
「ぅん。じゃぁOK押すね。」
このははウィンドウを操作し、選択したスキルを覚えたようだ。
「さて、俺も覚えていくか。」
βテストの時は片手剣と双剣のスイッチで戦ってきたから、それをベースにパッシブスキルを覚えていこうかな。
と考え、ウィンドウを操作していく。
「ん~。こんな感じかな。」
・ライナーストライク(片手剣) 敵に小ダメージ MP20消費 SP5
片手を前に突き出して、それに沿うように突きをくらわせる。
・回転剣舞(双剣) 敵に小ダメージ MP15 SP5
敵の周りで回りながら相手を切りつけまくる。
・・・etc
「ストップストップ!!」
「ん?どした?」
「長すぎだよ!」
「まぁ、スキルポイントかなりたまってたからなぁ~(笑)」
「目がちかちかしたよ~(怒)」
「まぁおいおい戦闘とかで見せてやるよ(笑)」
と、アギトは不敵な笑みをこぼす。
「よし、じゃぁ試し撃ちがてら、レベル上げしていこうか。」
2人はクレアシアン街道をオンディーヌへ行く道と逆方向へ歩いて行った。
取りあえず、設定系の話はこんな感じです。次からレベル上げしていきます!(3話前に宣言してやっと(笑))
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