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政治経済エッセイ

立花孝志襲撃事件 政治家が狙われるような社会はいけない!

作者: 中将

筆者:

 本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。


 基本的に僕はNHK党の立花氏の政治姿勢や方向性に関しては批判的なのですが、

 それ以上に「是々非々」で物事を見ていかなくてはいけないと思っています。


「立花孝志襲撃事件の違和感」「暴力事件を起こす人の発想」などについて語っていきたいと思います。



質問者:

 まずどういう状況でこの凶行が起きてしまったのか教えてください。



筆者:

立花氏は、3月14日17時の財務省前で開催された『財務省解体デモ』に参加し、選挙カーで千葉県知事選挙の選挙運動を行う予定でした。


ところがデモに参加する前に支持者と握手をやっている最中に鉈のようなモノで2回斬りつけられたようです。



質問者:

 そもそもどうして千葉県知事選挙に出馬されたのに東京都の財務省前で演説しようされていたのでしょうか? 意味が分かりません……。



筆者:

 やはり、最近SNS上で「財務省解体デモ」の機運と言うのが高まってきていますからね。


 僕は立花氏が「参院選挙比例で当選するために全国的知名度を上げに行った」と分析しています。


 現にすぐさま「本番はあくまで7月の参議院選挙」と出馬を示唆されていますからね。


※ほとんどの報道機関は「財務省解体デモ」に参加しようとしたことについては報道しませんでした。



質問者:

 当選の可能性の現実味はあるんですか?



筆者:

 勿論、今回投票した方が全て立花氏にまた投票するとは限らないのですが、今回千葉県で4万票獲得しました。


30万票獲得すればガーシー氏が当選したことを考えると、当選の現実味はあると思います。



質問者:

 なるほど、知名度アップのためでしたか……。


 でも実際今回ヤフーのトップにも上がってきたぐらいですからね。元々著名な方でしたが、更に認知度は上がったでしょうね。



筆者:

 そうですね。「悪名は無名に勝る」と言う言葉もありますし、他の地区で選挙活動をするのは現在では「グレーゾーン」の範囲内です。


違法行為をしているわけでもないので、鉈で斬られた後の毅然とした対応もあってある程度支持者が増えたのではないのかな? と思いますね。



質問者:

 ところで、今回立花さんは襲撃された後に警察がまともに動かなかったという話があったんですけど……。



筆者:

 僕はその場に立ち合わせていないので“話半分”に聞いて欲しいのですが、


 こういった画像が出回っています


 挿絵(By みてみん)

 

 犯人を何故か一般の方が確保し、警察は悠然と聞き取りをしているという図です。


※ただし、「一般市民」に見える方が私服警官の可能性はゼロでは無いです。



質問者:

 警備員の方は確か逮捕できないという話も聞いたのですが? 警備員の方と言う可能性は無いのですか?



筆者:

 「警察官の服制に関する規則」で警察は制服の右肩にエンブレムを付けなくてはいけないとあります。


 警備員の方は一部の会社に例外があるそうですが、警察の方と勘違いされないようにするために基本的には左肩にエンブレムが付いているそうなので、


 この写真は警察の方である可能性が非常に高いと思われます。


※警視庁は金色の日章を金色の桜で囲んだ記章なのでボヤけてはいますがそう見えます。



質問者:

 なるほど、警察の方なら取り押さえなくてはいけないのですね……。



筆者:

 公務員の「職務怠慢罪」に問われる可能性があります。


 しかも現行犯で大勢の方が見ている状況でしたからね。

例えその瞬間を警察の方が見ていなかったとしても殺人未遂で現行犯逮捕されても仕方ないことだと思います。

 

 ただ、立花氏も千葉県知事選挙なのに財務省まで演説をしようとしたので、警視庁に対して迷惑をかけていたことも間違いないと思います。


 このあたりをしっかりとした警視庁の公式見解を聞きたいところです。現行犯すらまともに対応してくれないのであれば警察への信頼と言うのは失墜してしまうと思いますからね。



◇政治家が「平和的に交代」しなくてはいけない理由



質問者:

 でもどうして最近は暴力的な行為で政治家に対して「NO」を表現する方が増えているのでしょうか?


 2022年の安倍元首相暗殺事件や23年の岸田前首相暗殺未遂事件、前回の衆議院選挙でも自民党本部に火炎瓶が投げられた事件があったように毎年のように事件が起きています……。



筆者: 

 物騒な世の中になりましたよね。


 このような情勢の背景には、司法すらも“忖度”し、裏金議員を直接的に訴追できないなど「正義が失われている」と思ってしまう事もあるために「暴力的に解決しよう」と考えてしまう方がいるのでしょう。


 確かに本人達には政治で金儲けにしようとしたり、自らの利益になることばかりしている印象があります。


 だからといって殺していいわけではありません。


 ある種の“同じ穴のむじな”になってしまうのです。

 それどころか、彼らの「違法性は無い」と司法判断がされていることから、もっと悪いと思います。



質問者:

 でも今の日本には「閉塞感」や「エンゲル係数過去最悪」「貧困率も悪くなっている」と言った要因もありますよね?


 しかも、自民党から野党第一党の立憲民主党に代わっても結局のところ「増税緊縮」が待っているだけじゃないですか?


 そうなるとやはり暴力的な解決もやむを得ないと思われる方もいるのではないでしょうか?



筆者:

 そうですね。国民民主党が世論調査の上では支持を伸ばしていますけど、

 千葉県で市議などが相次いで離党したり玉木氏や榛葉氏ぐらいしか有名な方がいなかったりと問題が多いです。


 「投票に行っても何も変わらない」と言った考えが蔓延していると言えます。


 ただ、「気に入らないから殺す」などと言うような過激な発想は、

 巡り巡れば自分に返ってくると思うんです。



質問者:

 どういうことですか?



筆者:

 今は本当に多様な価値観があるからいつ相手の感情の導火線に火が付いて“大爆発“するか分からない状況だと思います。


 そうなると、「殺す」まで行かなくても過激な発信を続けることで「過激な発信をしている者がいずれ“社会悪”として成敗される対象」になる可能性があるわけです。


 「社会悪」と言うのは極端な話、重罪人でもない限りは「相対的評価」で決まっていくのでありある意味誰しも可能性があるわけだと思います。


 コードギアスで「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」と言う言葉がありますけど、まさしくそういう事なんだと思います。



質問者:

 過激な発言をするのにもリスクが伴うという事ですか……。



筆者:

 世間ではそう認知されていませんがゆくゆくはそうなると思っています。


 僕は「現行の政治家を全て駆逐しなくてはいけない」と思っているのですが、

それは「平和的なやり方(選挙)」でなければならないと考えています。



質問者:

 なんだか納得がいかない感じはありますけどね……。



筆者:

 その気持ちも十分理解できます。


 ですが、暴力で政治家が交代することを正当化してしまえば、

「反対派が暗殺しにやってくる」と言う事で次々と暴力が連鎖していき、政情が不安定化していくのです。


 多様化している世界で「誰に対しても100点の政策」と言うのは作ることはかなり困難を極めます。


 そのために「常に内乱状態」「政治の完全停止によるインフラ壊滅」と言った絶望的な状況にもなりかねないという事です。


 これはシリアやベネズエラと言った国々を想像していただければお判りいただけると思います。


 

質問者:

 でも立花さんは立候補のたびに何か問題を起こしているような印象を受けるんですけど……。



筆者:

 今回も立候補した戦局の地域とは関係のない場所で選挙運動を行ったのですがこれも「グレーゾーン」だったと言えるでしょう。


 先日法改正が決まった立花氏のポスターをビジネス化、「ダブル選挙」などのやり方を見ても「グレーゾーンを突いてくる」ということなんでしょう。


 ある種の「法の穴を教えてくれる人」と言う事で「社会悪」かもしれない存在でありつつも、「必要悪」に近いような存在だと僕は思いますね。



質問者:

 確かに倫理的に問題があるのではないか? と言われているだけで、法律に違反しているわけでは無いですからね……。



筆者:

 立花氏の活動に対して問題だと思うのであれば訴訟などで制約を取るしか無いです。

 しかし、現状公職選挙法に完全に違反していることは無いので、「投票しない」ことぐらいしかできないという事です。


◇今回のことを踏まえての「対応の仕方」



質問者:

 何だか納得がいかない点もありますけどね……。



筆者:

 現状、国民側が出来ることは「気に入らない相手をブロックする」ぐらいしかできないと思います。相手の権利を制限するわけでもないですからね。


 あとは「忘れる」ことや「あーまたやってんな」ぐらいな感じでイライラしないことが大事です。


 相手を変えることは出来ないので自分の中のマインドを変えていくしか無いという事です。


 

質問者:

 なるほど……。


 今は何かにつけて「誹謗中傷」と言われてしまう可能性も高いですからね……。



筆者:

 そうなんです。


 根拠のある適切な批判をする分には構わないと思いますが、これも表現を注意しなくてはいけないでしょう。


 僕も日々気を付けて発信していこうと思います。


 と言う事でここまでご覧いただきありがとうございました。


 今回は「政治を暴力で変えること」は国家そのものを壊してしまうために危険であること。

「気に入らない奴対策」のためには自分のマインドを変えていくしか無いという事をお伝えしました。


 今後もこのような政治について個人的な意見を述べていきますのでどうぞご覧ください。


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