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ねむりの前に

作者: 天珠

朝が来るたびカレンダーを確かめる


今日もまた、

昨日に一日が重なる


もし、

あの雲に乗ることができたなら

過去に連れて行ってくれるだろうか


もう一度だけ

あの木が花を咲かせるのを

見てみたいから…


夜が来るたび

何度、そう、涙を流したろう

夢さえも見えなくなった


もし、

この雨に溶けることができたなら

記憶(おもいで)はこれ以上濁らないだろうか


あの日ついた嘘を

ただ

許されたかった


ひらひら ひらひら……花びら舞い落ちた


この耳に

鼓動が聞こえるから

まだ

眠るには早いから

だから…もし…


もし、

風をつかむことができたなら

このカラダは翼を広げるだろうか


祈りを届けに行けたなら

…きっと


散った花は帰らないけれど

いつか、また…


だから、

その瞬間(とき)まで

おやすみなさい


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