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灰色景色  作者: 焼ミートスパ
第一章 灰色景色
9/107

9 主人公、父に報告する

「・・・大体判ったよ。詳しくは夜にでも教えてくれるかな」


そう言って雪子こどもとの通話スマホを切ると隣にいた秘書がドン引きしていた




悪かったな、親バカで


雪子の父親である冷泉院巌はそう心の中で弁解した





しかし今は令和だ


仕事とプライベートを分け手考える昔のやり方ではダメだと思い直した


そこで、巌は正直に言ってみた


「だって仕方がないじゃないか、雪子こどもが学校でいじめられていたんだから」





「絶対に後悔させてやりましょう!」


秘書の黒崎が手のひらを返してきた


あまりの変わりように、今度は巌の方がドン引きした





「いや~、たのしみですね」


秘書は勝手に冷泉院家の『復讐し隊』に入り、復讐の計画を立て始めていた




ちょうど仕事の隙間時間ができたので雪子むすめに事情を聴くために電話スマホしただけなのにどうしてこうなった、と巌は言いたかった




「さあ、ミーティングをしましょう」


いつの間にか仕事そっちのけで『復讐し隊』の会議が始まっていた


契約のため相手会社にいく車の中が会議室になった






巌が一通りの説明をさせられた後、秘書が言った


「学院への寄付を止めてやりましょう」




冷泉院グループの多くの子女が通う共和学院へは毎年多大な寄付をしている


なにせ国内10位の企業体なのだ


その額といったら他の一般人が束になっても叶わないくらいである


それが無くなったとしった時の奴らの顔が見て見たい




クックックッ


秘書が悪魔のように笑っていた





いやどちらかというと学院は被害者じゃないのか


巌はそう思った





加害者はイジメをした人間


まあ、監督責任と後始末ができていないので、その次くらいの加害者


でもある意味被害者かもしれないな


そう思ったが秘書のあまりの態度に言うのを控えた



加害者の一部ではあるとも頭の片隅で思ったからであった







・・・そんな秘書(と仕事)で疲れ果てた巌が帰宅できたのは夜の10時過ぎになっていた

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