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灰色景色  作者: 焼ミートスパ
第三章 記録景色
49/107

49 雪子、謝罪メールを貰う

冷泉院雪子様


自分、田中一郎といいます


田中花冠の父です


このたびは娘が御迷惑をおかけしてすみませんでした


一度謝罪に伺いたいのですが御都合はいかがでしょうか



娘から聞いた話によると少々お互いに誤解している部分もあるかと存じます


いえ行き違いでしょうか?


今後のためにも一度お会いしてそのへんの誤解を解いておく必要があるかと思います


お互いに誤解したままですと今後不利益を被る場合があるかと思います


そうなるとそちらにも御迷惑がかかるかと思います


誤解が解けましたらこちらでもできることは多くあるかと思います


ですので一度お会いできないでしょうか



では御返事をおまちしております


以上


-------------------------------------------------------------------------


上のメールが届いたことに雪子は驚いた


誰がメールアドレスを教えたのか、と




それに内容も微妙である


謝罪したいといいながら自分達は悪くないという意図が透けて見える


いや全然隠されていないですよ!?


雪子はそう思った




これは連絡しない一択ね


雪子はしばらく考えて決めた















決断した雪子の選択が正しい


メールの内容もアレであるために連絡しないのは正解である


言い訳しかない、誠実さとは無縁であるからである




もっとも今回はそれ以前の問題である


話し合いをしたいのは加害者


被害者の雪子はしたくない


だったらしないというのが正解である




拒絶したら今後保障されることがない?


いやすでにそんな気配はない





謝罪されたら3年間にも及ぶイジメの傷が癒えるのか?


いやそんなことは絶対にない





冷泉院という手持ちの戦力で報復していることを辞めるのか?


いやそんなことはない


相手が全てを失い、公園で夜を明かしていることを見ても決して気が晴れることはない





ソレに下手に話して雪子の考えや動向を教える必要はないのだ


現代は情報戦


たとえイジメの報復だとしても、いやだからこそ教える必要はない


不意を打って叩きのめそうとしているのにわざわざ手の内を晒す意味がないのである






そんな状況で連絡をとる必要があるのか


いやない




自分から無駄に傷つきに行く理由がない



それが連絡をとらない理由である



もっとも保障については全財産身ぐるみはがしてでも絶対に回収するつもりである





本人がだめなら両親


両親がダメなら親戚


親戚がダメなら学校


雪子は絶対に回収するつもりであった




常識ではありえない?


虐められた人間にとってはそんな常識は通じないのである




目には目を


非常識には非常識を


だれが文句をいってもヤるつもりであった


もしも立ちふさがる者がいたら排除するだろう




は?


虐められている時に貴方は何もしてくれませんでしたが?



最強の呪文があるのだから当然である

























雪子の最強伝説はまだ始まったばかりであった

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