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灰色景色  作者: 焼ミートスパ
第二章 破談景色
19/107

19 破談景色予告編

予告編です

続きは次の長い休みに再開予定です


読んでくれる人がごくわずかという底辺作品なので実験的なことをやりたい放題

コマッタモノデスネ

「わたくしには紅茶を頂けるかしら?


オリジナルをストレートで」


冷泉院雪子はホテルのラウンジでティータイムを楽しんでいた


ちなみにオリジナルとはホテル独自のブレンドのことで、ストレートは牛乳等なしである





通常、紅茶というと一種類の茶葉で淹れるのを想像する


ところが本当の紅茶好きからすると「?」となる


5種類くらいの茶葉をブレンドして深みを持たせるのが普通だからである


一種類の茶葉だけ使って美味しがっているのかが理解できないのである






当然、冷泉院系列のホテルでは薄っぺらな一種類の茶葉を使った紅茶はない


本場の紅茶好きな人間が宿泊するのだから当然である


幼い頃からホテルを使っている雪子はホテル特製のブレンドされた紅茶一択になる






「かしこまりました」


ウエイトレスが頭を下げて立ち去ろうとしたその時


「こちらへはご遠慮ください」


「離せ!オレは冷泉院に話があるんだ!」


ホテルの警備員が争っているのが聞こえた





警備員は二人がかりなのに対して突撃してきた少年は一人


取り押さえられるのは当然である





「れいぜいいん~~~~っ!オレは絶対に許さないぞっ!」


少年は警備員に引きづられながらも叫んでいた





「騒がしいことね」


冷泉院雪子の前の席に座っている着物をキッチリ着た年配の婦人が嫌悪感を抑えることなく言った




「大変申し訳ありません」


雪子は頭を下げて謝罪した


日本人はたとえ自分に非がなく、敵対している人間のせいであっても関係者にひとくくりされて責任を負わされるからである




「あなたが無頼な人間の分まで責任を背負う必要はありません」


バッサリ言い切られた


雪子が高校でイジメられた上、解決していないため、未だに登校できていないのを知っているからである





・・・まあお互いに判っているけれど様式美おやくそくで言っているというやつである








「あれは勝田の次男かしら?」


知っていて雪子に聞いてくる老婦人の精神も大概である






「・・・はい」


雪子は未だにクラスメイトを見ると胸のモヤモヤが消えないため返事が遅れた


また表情もとても笑顔とは言えなかった


そこから年配の婦人は雪子の心の中を正確に推察した





「ちょっと詳しい話を聞かせて頂けるかしら?」


老婦人は孫弟子ゆきこが起こしている讐劇に陰ながら?参加することに決めた




そんな訳で雪子は勝田家で起った婚約破談ふくしゅう譚を洗いざらい説明させられることになった

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