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この天然ガードには恐れ入ります、先輩!

「あら、お早い」

「はぁはぁ」


 息せき切って写真の公園に着くと、幼馴染がすまし顔で待っていた。


「そっちこそ手が早いですね」

「競争は早い方が勝つものよ?」


 にっこりと正論を言われる。ぐぬぬ。


「先輩は?」

「トイレ」


 そう彼女が指差した先に、こちらに近づく先輩が見えた。

 先輩はあたし達を交互に見て笑う。


「なんだか二人とも仲良くなったな」


 この天然ガードに顔を見合わせるあたし達。

 まだ競争以前とは恐れ入りますね、先輩!

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