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あたしの先輩のガードが爽やか
「はあ、はあ、ゴール……」
あたしはゴールラインを越えるとその場に倒れ込む。
今日はマラソン大会。周囲にも息絶え絶えに座り込む一年生が溢れている。
今は二年生が走っている時間。先輩もきっと息絶え絶えで走って来る。
「そんな先輩に膝枕を……!」
滾る煩悩に立ち上がるあたしの背後から声。
「さすがに追いつけないか」
「せ、先輩!?」
先輩は汗を笑顔にきらめかせる。
「マラソン速いだろ?」
そんな爽やかなガードありますか?
煩悩を滾らせる系JKを爽やかに浄化する先輩。




