55/100
あたしの先輩のガードはいつでもさすがです!
まだまだまだ続き。
「はい、アーン」
「待て」
幼馴染がフォークに刺して差し出すケーキを先輩がガードする。さすが先輩、そのガードです!
「何故今年に限ってこんな事を?」
「だって……ね?」
こちらをチラ見する幼馴染。あたしはジト目でフォークをガジガジ齧る。
「そっか、私じゃ嫌か」
そこで幼馴染がフォークをあたしに向けた。
「代わる?」
フォークを奪い取り、先輩の口にケーキを……!
「だから待て」
手を掴んで止める先輩のガードはさすがです!
2対1だと防戦一方の先輩。




