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あたしの先輩は設定からガードが固い

前回のあらすじ

先輩の貞操を守るため、追試の勉強に燃える後輩。

「よくやったじゃないか」

「そんなことより、あの女はなんですか?」


 追試合格を褒める先輩を遮って、あたしは本題をぶつける。


「幼馴染の友人だよ」


 予想通りの回答をする先輩。その幼馴染が問題なんですよ!


「毎朝起こしに来たりとか」

「ない」

「ご飯を作りに来たりとか」

「ないって」


 先輩は苦笑して答える。


「小さい頃に結婚の約束をしたりとか」


 ここで先輩の苦笑がピタと止まる。


「……なくはない」


 先輩は設定からガードが固い!

先輩は正直者。

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