4/100
鈍感タイフーン
台風で休校ーーという連絡が届かなかったのか、幼馴染の菜月が家に来た。
「え、休校?」
びしょ濡れの菜月が目を丸くする。寝坊助な僕には自分が必要と毎朝来るが、彼女も結構なおマヌケさんだ。
「どうしよ」
外は暴風。
「止むまでいなよ」
そう言うと菜月は口を開けて僕を見た。そしてサッと目を逸らし、
「ど、どうしてもって言うならいてあげるわ」
ツンとした声でそう答える。
「ツンデレみたい」
笑ったら怒られた。
幼馴染は難しい。
台風で休校ーーという連絡が届かなかったのか、幼馴染の菜月が家に来た。
「え、休校?」
びしょ濡れの菜月が目を丸くする。寝坊助な僕には自分が必要と毎朝来るが、彼女も結構なおマヌケさんだ。
「どうしよ」
外は暴風。
「止むまでいなよ」
そう言うと菜月は口を開けて僕を見た。そしてサッと目を逸らし、
「ど、どうしてもって言うならいてあげるわ」
ツンとした声でそう答える。
「ツンデレみたい」
笑ったら怒られた。
幼馴染は難しい。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。