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Perfect Boys ※彼女いません  作者: yama14
第1章:新学期(和真と未央)
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第2話 「朝練」(和真の視点)

 3人はたわいもない話をしていつものように東中に着いた。校門をくぐり抜け、下駄箱で靴を履き替える。



 下駄箱にラブレター入ってないかなと思ったが案の定入っていなかった。悠人、瑛太もそれは同じようだった。



 そして俺はバスケ部の部室に向かうため、他の2人に別れを告げた。

「またあとで」

「ういーっす」

「おう」



 俺は部室でバスT(バスケのTシャツ)とバスパン(バスケのパンツ)に着替え、体育館へ向かった。


 体育館のドアを開けると、中には誰も居ない。

 すると、横から声がした。

「相変わらず早いね、神村君」

「相変わらず小さいな、東は」

「一言余計でーすー!」

 口を膨らませながら未央は怒った。


 こいつはあづま 未央みお。バスケ部マネージャー。

 身長147cmと非常に小さいものの、みんなからはそれが逆に「小動物みたい」と女子からも男子からも愛される人気者である。


「またシューティングしてるの?」

 未央が上目遣いで聞いてくる。


(可愛い…)


(こいつ、こんなに可愛かったっけ?)


化粧っ気もなく、すっぴんのはずなのにめちゃくちゃ可愛い。というか、こいつが化粧しているのをみたことがない。

「ああ、そうだよ」

「相変わらず努力家だね、神村君は」

「そ、そんなことねーよ」

 女子からそう言うこと言われると、めっちゃ恥ずかしい。ありがとう!と言いたかったが、恥ずかしさがすぐ出て来て否定してしまう。これだからダメなんだよな、俺。


 俺はもくもくとシューティングをする。

 未央はなにも話しかけず、俺の姿をじーっと見ていた。

 身長は小さいのに、出るところは出てる。その不釣り合いさがなんだかエロかった。


 やめてくれ、恥ずかしい…


 未央にドキっとすることなんて一度もなかった。けど、春休みはさんで久しぶりに見る未央は、なんだか可愛くてドキドキした。



 そんな2人だけの時間は長くは続かず、バスケ部の部員達がぞろぞろとやってきた。


 俺は若干落胆しつつも、バスケ部部員にさっさと準備しろと発破をかける。



「よっしゃ、練習始めっぞ!」



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