山にて 後
はい~皆さん♪作者こと桜花です!
今回は前回の続き+前座?みたな回なので、かなり短いです(たぶん)
~あらすじ~
愛夢解説(視点)
ある日
妹の霊夢が突然
「たまにはどこかに行きましょうよ」
と言いだす。
何がかんだでいろいろと忙しく
霊夢の言うとおりに、どこかに行って羽を伸ばしたいなと思っていた。
しかし、博麗の者として
結界の管理など、怠る訳にはいかなく
どうしようかと悩んでいた。
そこに義理の母である紫さんがスキマを使って現れる。
俺と霊夢の会話を
スキマの中で聞いていたらしく
紫義母さんは、結界の事なら心配しないで
二人でゆっくりと羽を伸ばしておいでと言う。
俺と霊夢はお言葉に甘えて
一週間ほどの旅(と言う名の休息)へと出た。
特に目的や目的地と言ったものがなく
適当に二人で飛び回って
適当な場所(山)に下りて、一日目をすごした。
そして二日目の朝
紫義母さんからもらったテントと言う寝床に寝て
目が覚めて起きた時
いろんな意味でヤバイ格好をしていた霊夢に陰陽玉を当てる。
その後、川で顔を洗い
霊夢が持ってきてくれた着替えに着替えて
適当に山の探索をする事になった。
~幻想郷 どこかの山 朝 ~
愛夢視点
テントの近くにある川にて
今日はどうしようかと霊夢と相談し
結果、山の探索でもしようと言う事で
山の探索をする事になったのだが...
「何もないってレベルじゃねーぞ!!」
「急に何を言い出すのよ兄さん...まぁでも...本当に何もないわね...」
「ん~...とりあえずもう少し山の奥へ行ってみようか」
「ここまで来て何もなかったのだから、奥行っても何もないかもよ?」
「せめて絶景だけでも見たいじゃないか...」
「それもそうね」
と、神社に二人で居る時と変わらない会話をしたとこで
俺と霊夢は、さらに奥へと進む。
ちなみに、俺と霊夢がいる山だが
妖怪の山ではない。
妖怪の山とは反対側にある別の山
こっちの山では、妖怪の山と違い
何かある訳でもなく、妖怪達がここらで悪さをしている訳でもない。
言ってしまえば、何故あるのだろうか...と言う感じになる。
面白味もまったくない
妖怪が悪さしている訳でもない。
ある意味、平和な山だ。
~山の奥へと進んでから10分~
「.....」
「.....」
いやいやいや...いくら何もないからと言ってこれは...
いや、むしろ何もないからこそ、これなのか?
いや...俺は確かに絶景は見たいと言ったよ?
けど何だこれ...
見渡す限りの向日葵だ...
とりあえず...
「綺麗だな」
「うん」
山の奥へと進み、木と言う木を抜けたとこで
今、目の前に広がる向日葵が姿を現した。
それも一本や二本などではなく
あたり一面、向日葵だ。
何もなかった山に、突然こんな光景が現れたら
驚くのも無理はないと思う。
俺と霊夢は、目の前に広がる
向日葵達を見ながらボッーとしていた。
.....ん?
あれ...そう言えば何か聞いた事がある...
妖怪の山とは反対側の奥地に
太陽の畑と言う、向日葵がたくさん咲く場所が存在する
そしてその畑には、とても手に負えない妖怪が存在する。
確かこんな事を聞いた覚えがある...
ここがそうなのか?
そして手に負えない妖怪か...
さて...どうしたものか。
「どうしたの?何か考え事?」
俺の顔を見て、何か考え事かと聞く霊夢
「以前、確か人里だったかな、この場所の事を聞いた覚えがあるんだよ」
「.....それって太陽の畑とか言う奴?」
なんと...霊夢も聞いた事があるのか
「知ってたのか?」
「うん、私も人里でそう言う話を聞いてね...ひょっとして、ここに存在するはずの妖怪をどうしようか...って考えてた?」
「正解、手に負えない妖怪となれば、ほっとく訳にもいかないだろう?」
「確かにね...でも何故かな...今はその時じゃないと思う」
と、突然思いつめた顔をして言う霊夢
ふむ...
「じゃあ今回はやめとくか」
「え?いいの?ほっといても...」
「霊夢の感は妙に当たるからな、ここは霊夢の言うとおりにして下がるとするよ」
今言ったとおり、霊夢の感は妙にあたる
それはもう...日常でも妖怪退治の時でも...
何故か...霊夢の感は鋭いのだ。
そんな霊夢の言う事だ
ここは大人しく下がるのがいいだろう。
「さてと...絶景も見れたし戻ろうか?」
「そうね、これを見れただけでも十分だわ」
俺と霊夢は向日葵達を後にした。
~テントへ戻り中~
太陽の畑を後にし、テントへと戻る。
何事もなくテントへと戻ってきて
そろそろ別の場所にでも移動するかと
建てたテントを崩して、移動しようとしたとこに
二人の人物が現れる。
「おおっ!?こんなとこに人が居るなんて」
「その陰陽のマーク...博麗の者か!!」
一人は空中に、一人は地に。
空中を飛んでいる者...いや
正確には何かに乗っている。
一つ目の巨大な妖怪か何かに乗って空中を飛んでいる。
そしてもう一人は、刀を持っている
一見で言えば、侍と言ったとこか...。
さて...とりあえず...
「俺達に何か用か?」
俺は二人に問う。
「ん~...私は別になのですよ~」
「我は博麗の力を欲する」
なんだこいつら...
だが、目的は一応聞けたのでよしとするか...
とりあえず...
空中に居る奴は特に目的はなし
侍の方は博麗の力を欲している。
単に考えて見れば
侍の方だけが障害となる...が
「私の力!見せてあげるよ~!」
何かやる気なんだが...
はぁ...めんどくさい...
「霊夢...」
「わかってるわよ、あの二人をボコボコにするのでしょ?」
「めんどくさいけどな...とりあえず霊夢は空中に飛んでいる変な奴をやってくれ、俺はこっちの侍を片付ける」
と、俺は霊夢に指示をする。
霊夢に指示をした後
相手の二人は何やら文句?を言ってくる。
「ちょっと!変な奴って何よ!?私は里香って名前があるのですよ!」
「拙者も侍などと言う名前ではない!明羅と言う名がある!!」
と、何かお怒りなんですけど...
ていうかうるさい...
俺は、はぁ...と溜息を吐いてから
霊夢に合図する。
「んじゃま...そっちは任せたぞ霊夢」
「兄さんも、油断は禁物よ?」
俺は、わかってるよと霊夢に言う。
俺の返事を聞いた後、霊夢は空中を飛び
里香と言う名の人物と戦闘になる。
んじゃ俺も。
「おい侍」
「なっ!!」
「どういった理由で、博麗の力を欲するのか知らないが...アンタが手にしていい力じゃない」
俺は戦闘の構えをとり
「博麗の力...その身に刻め!」
言い終えると同時に
俺は明羅と言う侍に攻撃を仕掛ける。
戦闘回と言ったな?...あれは嘘だ!
ごめんなさい!前座の事をすっかり忘れてました...
これを書かないと戦闘が発生しないというのに...
修正しなければ...
次回こそ!次回こそは戦闘回となります!!