Star-spangled dreamy ruins ~星降る夢幻遺跡~
はい~皆さん!作者の桜花ですー!
今回は母との再会と言う回になり
愛香との会話は次回に回します。
なので、今回はすごく短い...はず!
~夢幻遺跡~
愛夢視点
「うわぁ...」
今、俺は夢幻遺跡に居る。
外から入る前は、ただの遺跡にしか見えない
しかし、遺跡の中に入ってみると
遺跡の外では、真昼間だと言うのに
ここでは何故か、夜空になり
星が綺麗に降り流れる場所となっている。
そんな光景に、俺は見惚れていた。
俺が星降る夜空を眺めていると...
「夢幻遺跡に辿り着きし者よ、願いを叶えよ」
と、どこからともなく声がする。
俺はすぐに周りを見渡すが、誰もいない。
おそらく、脳に直接語ってきたか
夢幻遺跡の声そのものか...。
まぁ、どっちにしろ
今の俺にはどうでもいいこと。
先ほどの声の言うとおり
願いを叶えないといけないしな。
俺の願いは...
「今一度、亡き母と話がしたい...今後の未来の為、自分にケジメをつけるために」
ゆっくりと...ハッキリと
俺は、自分の願いを言った。
すると、夢幻遺跡の中央辺りで
突然、眩い光が発生する。
俺は顔を下に向けて
眩い光から顔を背ける。
少しずつ、少しずつ
俺は目を開く。
そして、ゆっくり顔を上げた。
「....!」
眩い光を放った夢幻遺跡の中央には
俺が小さい頃に、よくみた姿。
自分と同じ様な服装をしていて
同じ様な長い髪。
そして...聞き慣れた声。
「大きくなったわね」
そう言った後
愛夢と、俺の名前を加えて言い
またもや、見慣れた笑顔を見せる。
何度も...何度も...
もう一回だけ会いたいと思っていた人が
そこに居る。
「母さ...ん」
俺は思わず涙を流した。
会いたかった人がそこに居る
それが何よりも嬉しく思えた。
「いらっしゃい愛夢」
そう言って、おいでと
迎える様にして言う、俺と霊夢の本当の母親
博霊愛香。
俺は、母のそんな行動に
吸い寄せられるように行き、母さんに抱きついた。
母さんも、俺の事を優しく抱き返す。
懐かしい温もり...
俺は、みっともない程に
懐かしい温もりを感じながら。
母の胸の中で、今までの辛さを爆発させるように...
俺は泣いた。
はい~今回はここまで!
この後、仕事なんでちょっと急かした感じが...
とりあえず、次回は再会した母、愛香との会話回となります。