自身の願いと心の決意
はい~皆さん!作者の桜花です!
突然なんですが、今回...と言うより今なんですが
夢時空編に入っている訳なんですが
旧作はスペルカードがなく、戦闘描写が非常に難しいのですよ...。
ただの通常弾幕だけの戦闘なんて、何の面白味もないな~と思って
あれこれいろいろと考えましたが...グダグダになるな~...と...。
そこでなんですが、愛夢視点では
長い戦闘はなしにして、会話が多い回にしようかと...
それじゃあ教授の相手とはどうするんだ?ってなりますが
それは霊夢達に戦わせる事にします。
要望があるようならば、霊夢視点とかで戦闘描写を書きますが...。
~博麗神社 昼前~
愛夢視点
「だいたい!何であんたまで自機化されるのよ!!」
「お前だけじゃ役不足だからじゃないか?」
「何ですって!!」
「.....」
ん...?あっ...
どうも皆さん。
博麗の覡こと、博麗愛夢です。
はい?何だか元気ないな...って?
えぇ...まぁ...ちょっとね...。
いや...俺もさっき神社に戻ってきたばっかで
今、俺の目の前で繰り広げられている争いは何なのかわからなくてね...。
ただ、一つだけ言える事がある.
「二人ともメタいなぁ...」
あれ...この言葉、前回にも使いましたね。
(プロローグ、「何かが起こる気がする」参照)
相変わらず、自分で言ってて何だが
何なのでしょうね...何なのか知らないくせして
何故か、ある時に言わないといけない気がしてならないのですよ。
まぁ...そんな事は左にでも右にでも置いといて
どうしようかな...この二人。
当然、何故争っているのかわからない以上
放って置く訳にもいかないしね。
て言うか...
「ほら魔理沙!腰をしっかり入れて放ちな!!」
止めもせず、腰入れて戦えと
まるで師匠が弟子に言うかのように、腕を組んで二人の争いを見ている魅魔。
いや...止めろよ...。
とりあえず、魅魔も右にでも左にでも置いといて
俺は、その場で素早く手を動かし印を結ぶ。
俺が印を結んでいると
霊夢達の戦いもそろそろクライマックスか
霊夢と魔理沙、互いに一定の距離をとり
何かを溜めるかのような動きをしている。
そして霊夢と魔理沙が同時に言う。
「自機は私一人で十分よ!!」
「お前はお払い箱行きだぜ!!」
二人が今までのより、強力な攻撃をしようとした時
「相殺の壁」
俺がそう言うと
霊夢と魔理沙の間に透明な壁が現れる。
そして、霊夢と魔理沙は
俺が出した相殺の壁に気付かず、攻撃する。
霊夢と魔理沙の攻撃が
相殺の壁に命中し
人里でなら、すぐ様に人が集まるような大きい音が上がる。
相殺の壁により、大きな音は上がったものの
霊夢と魔理沙の二人に異常はない。
「あれ...?」
「一体何があったのぜ...?」
二人はキョトンとした顔で
え?もしかして失敗した!?と言った感じになっている。
ほんの少しの間が出来たが、霊夢が魔理沙より
いち早く俺の相殺の壁に気付く。
「あれ...あの壁のような結界...」
そして、俺の居る方へ顔を向けて
「兄さん!」
と言って、魔理沙はもうどうでもいい!と言わんばかりに
俺の方へと駆け寄ってくる。
「もう!遅いじゃない!心配したのよ!!」
「あ~悪い悪い...道中で妖怪に絡まれてな」
「本当!?怪我はしてない!?」
「怪我してるように見えるか...?まぁ...失ったものがアルケドネ...」
えぇ...失いましたよ...
俺の大切なファーストキスをね!!
っと...そんな事よりも
さっきから気になってる事があるんですよ。
何ですか...あの遺跡みたいなの...
人里へ行く前は、あんなものなかったですよ...。
何故こんなものがあるのか...
そう考えていると
「久しぶりさね愛夢」
久しぶりと言いながら近付いてくる魅魔
「久しぶりですね、5ヶ月ぶりですかね?」
「そうだねぇ」
自分も久しぶりと返事をし
返事をした後の問いに、魅魔は答えた。
あの山で、魅魔と魔理沙に出会って以来
5ヶ月が過ぎていた。
で、そんな二人が
ここに居る訳は...まぁ...だいたいわかるけど。
何となくわかっていたが
俺はあえて、魅魔と魔理沙が何故ここに居るのかを
魅魔に聞いた。
「あぁ、それならもうわかってると思うけどアレが理由さね」
そう言って遺跡らしきものを指差す。
まぁそうですよね~。
それよりもアレが何なのか...
俺は、あの遺跡は一体何かと魅魔に聞いた。
~悪霊説明中~
「...と言う訳さね」
「なるほど」
魅魔の説明を聞いてから5分。
あの遺跡の名前は「夢幻遺跡」と言って
何でも、願いを叶えてくれる遺跡らしい。
そして、霊夢と魔理沙が争ってた訳は
どうやら私が先に願いを叶えるとかで争ってたらしい。
順番に願えばよかろうに...。
にしても...願いを叶える...か...。
「魅魔さん」
「何さね?」
「願い事は何でも叶えてもらえるのですか?」
「噂が本当ならね」
「そうか...」
俺は、夢幻遺跡へと歩み寄る。
俺の願い...それは...
俺が夢幻遺跡へと近付いていくと
突然、俺の目の前に
無数の目が存在する空間、スキマが開き
中から紫義母さんが出てきて俺に言う。
「愛夢、もし愛香を生き返らせようと思っているのならやめなさい」
「.....」
「わかってるのでしょ?死者がそう簡単に...「違いますよ」え?」
俺は、紫義母さんに違うという。
「確かにそう考えましたよ...だけど、それだと...俺は何も変われない、変わらないと、幻想郷の未来がない...だから...俺は、自分にケジメをつけたい...今亡き母と話しをするだけですよ」
確かに、母さんを生き返らせようと思った。
けど...それじゃ俺自身
何も変わらないと思う。
いつまでも甘えた、弱い自分のままだから。
母さんが死んで正解とか、そう思っている訳じゃない。
妖怪は憎い...憎くて...
何で俺が、あんな奴らを導かないとならないのかと思う。
けど...ここで変わらないと...
変わらなければ、未来がなくなってしまう。
だから俺は、ケジメをつける
今一度、亡き母と話しをして...。
「そう...いいのね?」
「良いも何も...変わらないといけないですし...」
俺は、紫義母さんにそう言った後
紫義母さんの横を通り過ぎて、再び夢幻遺跡へと歩を歩める。
そして...夢幻遺跡の前までと来た瞬間...
「待ちなさい!!」
待ちなさいと、上空から聞こえた。
俺は、声のした方へと顔を向けた。
そこには、紅く長い髪の女性に
隣には金髪の女性が居た。
俺は、突然やってきた二人に
どちら様で?と、聞こうとした瞬間。
「あら...夢美とちゆりじゃない」
久しぶりねと加えて言う紫。
「久しぶりね~紫、それよりも何で紫がここに居る訳?」
久しぶりと挨拶を返し、何故ここに居るのかと聞く夢美。
「そう言う夢美こそ何故こっちに居るのよ」
質問を質問で返す紫。
「まぁ...わかると思うけど、そこにある遺跡が目当てよ」
そう言って夢幻遺跡を指差す。
「あら...ダメよ夢美、あの遺跡での願いは愛夢がする事になってるのよ」
「何ですって!?」
紫義母さんに言われた後
睨みつけるようにして俺を見る夢美さん。
そんなに睨まなくても...
願い事があるなら順番にすればいいでしょうに...。
俺は、夢美さんの睨みに
少しだけ迷惑していると...
「やっぱりダメ...邪魔させてもらうわ」
そう言って、俺に向かって弾幕を放ってくる。
「なっ!?」
俺はすぐに結界を張って、夢美さんの弾幕を防ぐ。
「何をするのですか!!」
「何って決まってるじゃない...私が願いを叶えるのよ」
「順番に願いを叶えればいいじゃないですか!」
「...何を言ってるの?」
「えっ...?」
「もしかして知らないの?夢幻遺跡が願いを叶えるのは一人だけで一つだけよ?」
なんだと...
一人にしか願いを叶えない上に願いも一つしか叶えないだと?
その事を知った俺は
遺跡の前で立ち止まり、どうしようかと考えていた。
すると紫義母さんは
「行きなさい愛夢!自分にケジメをつけるのでしょう?」
「紫義母さん...けど...」
俺は、霊夢と魅魔に魔理沙
3人へ顔を向けた。
それに気付いた3人は
「私なら大丈夫よ兄さん」
「長い事、悪霊として生きてきたからねぇ...今さら叶えたい事なんてないさね」
「私も、今はこれと言った願い事はないぜ」
と、どうぞどうぞ状態である。
皆...ありがとう...。
俺は心の中でそう思って
夢幻遺跡へと入ろうとする。
「ッ!させないわよ!!」
夢美はそう言って、何やら手を素早く動かして
何かをしようとする。
「いい加減になさい夢美!!」
しかし、何をするのかお見通しの紫が
夢美を阻止する。
「邪魔よ!紫!!」
「夢美...何があなたをそこまでさせてるのかわからなくもないけど、愛夢の邪魔はさせないわ」
「愛夢愛夢って...あの子が一体何だって言うのよ!!」
激怒する夢美に
「あの子には幻想郷の未来がかかってるのよ」
愛夢には幻想郷の未来がかかっていると言う紫。
「幻想郷の未来なんてどうでもいいわよ、私はあっちの世界に住んでる者だし」
「言ったわね...?私を怒らせた事を後悔しなさい」
互いに弾幕を用いた争いが博麗神社にて始まる。
「ちょっと!うちの神社がメチャクチャになるじゃないの!!」
神社がめちゃくちゃになると言って怒る霊夢。
「さっきまで魔理沙と暴れてた奴がよく言うさね...」
魅魔はそう言って霊夢にツッコミを入れる。
「いつまで生きるつもりよ!この歳増がっ!!」
背後に十字架らしきものを現し
弾幕を一層激しく放つ夢美。
「長生きするっていい事よ?これからの事も見ていられるし」
そう言いながら、放っている弾幕を
負けじと一層に激しくする紫。
そんな中、俺はと言うと...
「どうして...こんな...」
未だに夢幻遺跡へと入らず
目の前で広げられる争いを見ていた。
そんな俺に、現在戦闘中の紫義母さんが
「愛夢!!」
「ッ!」
何をしている俺!!
せっかく皆が行って来いと言ってくれてるのに、こんなとこでボーっとして!!
俺は振り返り
夢幻遺跡へと入って行った。
「ッ...!紫...よくもッ!!ちゆり!!」
「ほぇ?」
「何マヌケな声出してんのよ!!あなたも手伝いなさい!!」
「あ~...いいけど...2対1かぁ...性に合わないんだがな...」
そう言って、頭を掻くちゆり。
対して紫は
「まぁ...別に2対1でも私は構わないけど折角だし...霊夢~」
紫はそう言った後
霊夢を呼ぶ。
「何よ?」
「あなたも手伝いなさい」
「え~...」
手伝えと言われた霊夢は
めんどくさそうに、え~...っと答える。
「そんな事では、愛夢に向いてもらえないわよ?」
紫が少しだけ霊夢を釣るようにして言うと...
「それなら仕方ない」
見事に釣られた霊夢。
2対2の争いが
博麗神社にて始まる...。
はっは~↓(疲泣
昨日で完成させるはずが今日で...と言う...
休憩時間を奪われたんだ...仕方ないね...
※最後の方がやたらgdgdになってますが...
< V > < V > <全力で見逃せ!