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夢時空編 プロローグ

はい~皆さん!作者の桜花です~


今回から「夢時空」編となります

正直言って、スペルカードがないと、ここまで書きにくいものとは思いもしなかった...


( 罪)<それでもッ!書きたい小説があるんだッ!!


※こちらではオープニング的な...これまでのあらすじ的な...

とりあえず、プロローグを入れて、次回から本編みたいな形にしようかと思います。

~オープニング的な...~


?視点


蒼い空

雲一つなく、広大に広がる空。


そんな空が広がる世界

それは幻想郷。


人、妖怪、神

種を問わず、表の世界から忘れ去られた者達が集う世界ばしょ


だが...いくら忘れられた者達の場とは言え

種の関係で争う事が、この世界でもある。


人を憎む妖怪や神

妖怪を憎む人や神

神を憎む人や妖怪


互いに憎み合う...

そして、それをなくす為に

互いに理解し合う為に

それを築く者がいる。


純粋種


ただの人間が進化した者の事。


純粋種として目覚めた者は

何者を...いや

全てを越える力を手にし、全ての者達を導かねばならない。


その力に目覚めた者が一人...幻想郷に存在する。


その者の名は、博霊愛夢


母、愛香を妖怪に殺されて失い

それ以来、妖怪の事を心の底から憎んでいる。


彼は博霊の名を継ぐ者として覡となり

博霊大結界を管理する。


そんな彼を追い詰めるようにして

彼は純粋種として目覚めてしまう。


いや...今は目覚めつつあるといったとこ

彼は妖怪を憎んでいる為、純粋種としての条件である

「自身を変える」を満たせていない。


だけどそれは時間の問題

彼も気付いているはず。


例え、恨み続けても...

おのれの運命を否定しても...。


.........


~ 幻想郷 どこかの家 ~


紫視点


「彼は歩みを止めないであろう」


「.....何を一人でブツブツと喋っておられたのですか...?」


紫様と加えて言う九尾の女性。


九尾の女性に対し、紫は


「オープニングって奴よ~、ちょっと作ってみたんだけどどうだった?」


紫も、藍と加えて

九尾の女性を改め、藍に問う。


紫の問いに藍は


「なるほど...そう言う事ですか...良いと思いますよ?」


藍の答えに、紫はそうよね~と言いながら

扇子を開いて、口元を隠す。


「しかし...本当に彼は大丈夫なのでしょうか?」


「何がかしら?」


「いえ...その...彼は妖怪を恨んでいますから...」


そう言って、何故かシュンとなる藍

まぁ、藍の気持ちもわかるけどね。


「そう言えば藍は愛夢の事、大好きだったわよね~?」


「なっ!?」


顔を真っ赤にしてオドオドとなる藍

見てておもしろいし可愛いわ...。


もっと弄りたいのだけど、それだと藍も可哀想だし

私自身も、藍と同じで愛夢の事は好き。


もちろん、家族としてではなく

一人の女性としてよ。


「まぁ落ち着きなさい藍」


私は藍に落ち着きなさいと言って

オドオドとしている藍を落ち着かせる。


「確かに彼は妖怪を嫌っているわ...けど、妖怪である私には心を開いてくれたわ」


「それは...家族だからでございましょう」


「それもあるかもしれない...けど彼は、私に心を見せてくれたわ」


藍の言うとおり

ただ家族だから...それだけの理由で

私に心を見せてくれたのかもしれない...。


だけど、彼自身

本当に妖怪の事が嫌いならば、たとえ家族でも

妖怪である私に心を見せないと思う。


私が言いたいのは、彼は純粋種としての自覚しつつある。


つまりは、彼は自身を変えようとしている

妖怪を恨む心を忘れ、逆に妖怪の事を真っ直ぐ見ようとしている。


「彼は自身の役目に自覚しつつあるわ、だから...」


「...?」


「私達が大好きだった愛夢が戻ってくる日も、近いと言う事よ」


私達が大好きだった愛夢

愛香がまだ生きていた頃に、よく見せてくれた

あの無邪気な笑顔。


うふふ...そう言えば

愛夢の笑顔を、藍が初めて見た時

鼻血を出して倒れた事があったのを思い出したわ。


あら...?

鼻血で思いだしたけど橙の姿が見えないわね...


私は藍に、橙はどこに居るのか聞いた。


「ねぇ藍」


「はい、なんでしょうか?」


「橙はどうしたの?」


「あぁ橙ですか、橙でしたら...」


そう言って、尻尾(背中)を私に向ける藍。


「すぅー...すぅー...」


藍のモフモフな九尾の尻尾の中に紛れて

気持ちよさそうに眠る橙の姿が、目に映った。


「私の尻尾の中で寝ると言って聞かなくて...」


「あらあら...でも、藍としては幸せでしょう?」


はい!と元気な声で答える藍

鼻血が出ているが、そっとしておこう...。


まぁ、確かに藍の尻尾は

とても気持ちいいから、橙の気持ちもわからなくないわ。


「ところで藍」


「はい?」


「この後は何かやる事とかあるの?」


「いえ、夕食の準備も済ませましたし、これと言って特に何も」


「そう...なら」


私はそう言って、藍の尻尾に紛れる。


「ちょっ!紫様!」


「ん~...気持ちいい~」


あぁ...ダメ...この感じ...クセになっちゃう!

いや...もうほんと

枕にしてもいいくらいに気持ちいいわ。


というか...


「じゃっ...いい時間になったら起こしてね」


「えっ?紫様?」


「Zzz...」


「はぁ...」


私は、藍のモフモフの尻尾を

抱き枕のようにして、昼寝をした。


はい~今回はここまで~


何か強制的な終わらせ方になってますが...許してください>ω<;


次回は少しだけ戦闘回になります。

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