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人里にて

はい~皆さん、作者の桜花です!


今回は後日談です


※甘いものを食べていたら、こういう文章が思い浮かんだなう。

~人里 朝後~


愛夢視点


旅から戻って来てから

約一週間ほどの日が経った。


旅から戻ってくるなり

神社には、人間や妖怪でもない奴らで溢れかえっていたり

妖怪退治を頼まれたりと、忙しかった。


ただし、忙しかったのは霊夢だけだがな...。


いや...俺も妖怪退治とか結界の管理とか

いろいろとやろうと思ったよ?


けど霊夢が...


「傷を治してる間は、全部私に任せなさい!」


と言って、妖怪退治やら結界の管理

家事やら何やら...

全て霊夢が一人でやった。


えぇ...そうです...

俺は寝てるだけの簡単なお仕事でしたよ...。


どことなく罪悪感が湧いてくる。


ま...まぁ...霊夢が一人で頑張ってくれたおかげで

傷は完治しましたし

今日は頑張ってくれたご褒美として

現在、人里の茶屋へと来ている。


おいしいものを食べに行こうと約束もしてましたしね。


茶屋へと来たのは「おいしいもの」を改め

甘いものを食いに来た訳で

何でも新しいメニューが追加されたとか。


新しく入ったやつが食いたかったらしく

今、俺の隣で

目当てのものを、おいしくいただく霊夢が居る。


「ん~っ!!おいしい~♪」


左手を頬に当てて

実に幸せそうな顔をして言う霊夢。


ちなみに、霊夢が食べている甘いものは

冷やしたクリームがかかった団子に、小豆

そして鯛焼きが二つある。


あまりにも美味しそうに食べるとこを見ていると

俺も食べようかな...となってしまい

注文しようと思った時、隣に居た霊夢が


「兄ふぁん兄ふぁん」


と、こもった声で俺を呼ぶ霊夢。


霊夢の方へ視線を向けてみると


「....何してるの?」


「ん~ん」


口にクリームがかかった鯛焼きを銜えて

こちらに差し出すように向けてくる霊夢。


あ~...気持ちは嬉しいけどね...

何故に口移しなのか...。


目を瞑って

ニコニコとしている霊夢。


本来なら、喜んで受け取る場面なのだろう...

だが俺は違う。


今居る場所は人里の茶屋

室内とは言え、人が居るのだ。


霊夢からすれば、見せつけてやれと言う考えなのだろうが

俺は周りを気にする。


なので...


口に銜えてた鯛焼きを手でとって

自分の口に運んだ。


うん、うまい。


クリームがいい具合に冷えていて、暖かい時季には

持って来いのものだ。


「むぅ...兄さんの馬鹿...」


頬を膨らませて

拗ねたように言う霊夢。


「あのなぁ...ここは人里だぞ?周りの視線ってのがあるだろ...」


「それじゃあ神社でならいいのね?」


「そう言う問題じゃない...」


駄目だ...この妹...

はやく...何とかしないと!


俺が何とかしないと...と考えていると

背後から、俺と霊夢の名前を呼ぶ声が聞こえる。


「ここに居たのか、愛夢と霊夢」


背後からする声に

俺は振り返ってみると

そこに居たのは、寺子屋で

子供達の先生を務める上白沢慧音が居た。


「お久しぶりです、慧音さん」


「あぁ、久しぶりだな愛夢」


「ところで、私と霊夢を探してたみたいですが何か用ですか?」


「博麗の二人が来ていると里の者が言っていたからな、挨拶と世間話でもと思ってな」


「ちょうどよかった、私も慧音さんに聞きたい事があったのですよ」


「私に聞きたい事?」


俺は、噂について

慧音さんにいろいろと聞いた。


~世間話中~


「なるほど...その噂なら私もよく聞くよ」


「やはり有名な噂なのですね」


「あぁ、結構耳にするからな...とは言え、私もあまり詳しくはない...阿求なら詳しく知ってるかもしれないな」


やはり噂は耳にしても

詳しくは知らないか...


ならば、稗田さんに聞きに行くか。


俺は、隣で座って

甘いものを食べ終えている霊夢に聞く。


「霊夢、私はこれから稗田家に向かうが霊夢はどうする?」


俺の問いに霊夢は


「私も行くわ、帰っても一人じゃ暇だし」


そう答える霊夢。


「私も行こう」


「子供達の勉強はいいのですか?」


私も行こうと言った慧音に

子供達の勉強はいいのか?と聞く。


「それなら心配はいらない、今日は休みなのだ」


休みだから心配はいらないと答える慧音。


「じゃあ行きますか」


席を立ち上がり

茶屋を出て

俺と霊夢、そして慧音さんの3人で

稗田家へと向かった。

今回はここまで!


次回は稗田家での情報収集となります~

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