噂は本当に
はい~皆さん~作者の桜花ですよー!
今回で魅魔との戦闘は終わります~
やっぱりスペルカードとかがないと
どう書けばいいのか...
旧作は難しいです。
※うとうと状態で編集してた為
いろいろとおかしい場所があるかもしれません...え?
元からおかしいだろって?
おもしろい奴だな...やるなら今だ!!
~幻想郷 どこかの山 昼~
魅魔視点
こいつはまいったね...
まさかとは思ったがこいつ...
「やれやれ...今日は厄日だねぇ...」
厄日だよ...本当にね...。
今、私の目の前には
黄金に輝く博麗の覡。
いや...容姿が変わろうがどうでもいいさね
問題はこいつの目だ。
神に似た力を感じさせ
さらには独特的な目。
そう...こいつは変革者だ
いや...私が聞いた話では少し違うな...
こいつを見ると、話で聞いたのと何か違う。
チッ...悩んでも仕方ないさね
とりあえず、倒してしまえばいい話だ。
それにいくら噂で聞いた話の変革者になったといえど
その姿で長くは居られないだろう
理由は二つ。
一つは、私からダメージをもらいすぎてる事
そしてもう一つは...
「あんた、その姿に慣れていないだろう?」
「ッ!」
おっどうやら正解みたいだねぇ...。
そう、こいつは今の姿には慣れていない
何かをきっかけに一時的な覚醒をしただけ。
さて...だいたい10分くらいかねぇ...
それまで耐えれば何とかなるさね!(♪リーインカーネイション)
私は杖を博麗の覡に杖を向けて
レーザー状の弾幕と球体の通常弾幕を放つ。
私の攻撃に対し、博麗の覡は結界を張って防ぐ。
「そのパターンはさっきと同じさね!!」
私は博麗の覡に
一気に接近する。
「ッ!!」
博麗の覡は距離をとろうとする
この行動もさっきと同じだ。
「馬鹿なのかい?その動きはさっきと同じさね!!」
「いや...これでいい」
...?
何を企んでいるか知らないが...
距離は詰めたさね!
私は手に持つ、杖を勢いよくなぎ払う。
博麗の覡はしゃがんで避け
またもや後ろに下がって距離をとる。
「やっぱりそう避けるかい!ならこれをくらいな!!」
私はそう言って
博麗の覡へ体当たりするように突っ込む。
「甘いねぇ!」
「ぐッ!!」
博麗の覡は私の体当たりを
もろにくらって吹っ飛ぶ。
「姿が変わってもその程度かい!拍子抜けだねぇ!!」
杖を博麗の覡に向ける。
「これで本当に終わりさね!!」
私がそう言って、少し強めのレーザー状の弾幕を放とうとした瞬間。
「神封魔陣!」
「何!?」
博麗の覡がそう言うと
私を囲むようにして結界が出現する。
私は攻撃を中断して
結界の破壊へと行動する。
しかし、かなり強固な結界で
傷一つ付かない。
「チッ...やっぱり壊れないか...」
「終わりですね」
「何を言っているんだい、私を倒さなきゃ終わらないさね」
「それもそうですね...ですが...」
「何さね?」
「あなたは...今でも人間に復讐しようと思ってますか?」
「さぁね...まぁ、もうどうでもいいとはなってきてるがね」
正直言うと、本当にどうでもよくなってきた。
それは、私が復讐したいと思った人間が
いつも、私の傍に居て
復讐したいと思った人間に敗れた。
正確にはまだ敗れてはいないが...
もはや手の中と言った状況
敗れたも当然だ。
「そうですか、なら...もういいですね」
博麗の覡はそう言うと
私を囲っていた結界を解く。
「何のつもりさね?」
「復讐したいと言う気持ちがあるなら止めを刺すつもりでしたよ、けどあなたは、復讐はどうでもよくなってきてると言った」
「嘘かもしれないさね」
「嘘ならば、また懲らしめればいい事です」
即答で返ってくる返事
その返事の内容に
私は思わず笑えてしまった。
「く...くくく...あっはっはっは!...いやぁ...まいったさね」
「何がそんなにおかしいのですか...」
「いや何...変わった奴だなと...そう言えばまだ名前を聞いてなかったさね」
不思議さね...
特に理由がある訳でもないのに名前を聞いている。
いや...興味が湧いたと言ったとこか。
私がそう思っていると
博麗の覡は名前を言う。
「私は博麗愛夢...「兄さん!」この子は妹の博麗霊夢です」
魔理沙と戦っていた紅白の巫女が
愛夢の事を兄さんと呼びながら抱きついている。
それにしても、愛夢と霊夢か...
「いい名前じゃないか、二人共」
私は素直にそう思って、口に出して言った。
さてと...はぁー...久々に疲れたさね
魔理沙を回収して去るとするかね。
あっ...そう言えば言わなきゃならない事があったさね。
「愛夢と霊夢」
「ん?」
「何よ?」
「悪かったね...急に襲ったりしてさ」
「気にしなくていいですよ、あなたはただ、復讐と言う呪縛に縛られていただけなのですから」
呪縛...ねぇ...
確かに呪縛に縛られていたのかもしれないね。
まぁいいさね
愛夢がいいと言ってくれたから
少しは気が楽になったさね。
さて、長いは無用だ。
「それじゃ、魔理沙を連れて去るとするよ」
私はそう言って二人に背を向けて
魔理沙の元へと行く。
「起きな魔理沙、帰るよ」
「う...う~ん...あれ...?私は一体...」
「あんたは霊夢に負けたのだよ、そして私も愛夢に負けた」
「なっ!?魅魔様が負けたのかぜ!?」
「あぁそうさね」
私の負けを知って
何故かショックを受けている魔理沙。
はぁ~...私だって神じゃないし
最強でもない。
負けはするさね。
「めんどくさいねぇ...私だって負けはするさね!ほら!今日はもう帰るよ!」
私は魔理沙にそう言ってから
愛夢と霊夢の方を振り向いて
二人に言う。
「また日を改めて会おうさね」
「えぇ...是非」
「私としては結構なんだけど...」
「こら霊夢!」
「だって兄さん~」
微笑ましいねぇ...
「じゃ二人共、また会おうさね」
そう言って
私は空へと上がる。
「わわっ!待ってくれだぜ魅魔様!」
魔理沙も遅れて
私の後をついて空を飛ぶ。
にしても...
愛夢のあの姿...
まさか、噂が本当になるとはね。
この先の未来
愛夢の将来が楽しみさね。
って...何か親みたいな感じになってしまったね
でもまぁ...それもおもしろいかもしれないさね。
はいここまで~
次回は愛夢視点で封魔録を終えようと思います~