悪霊と魔法使い
はい~皆さん~作者の桜花です~
今回は二人の魔法使いの登場と、明羅が博麗の力を求めた理由が具体的なのがなかったのでこれを利用し、「夢時空」と「怪綺談」の発生フラグをたたせときます。
「東方幻想郷」に関しては、名前からして何とも使い難いので、「東方幻想郷」に出現するキャラクター達は、原作に沿りつつ、違った方法で出そうかと思います!
※今回の御話に「夢時空」のフラグは一切たっていませんがwikiみた感じ
突然現れた遺跡が(ryとの事なので、「怪綺談」前に発生させれるので...
後、明羅が人間なのか...?って前回あたりで言いましたが
普通にwikiに書いてました...ナンテコッタイ。
~幻想郷 どこかの山 昼前~
明羅視点
「ん...ぁ...ここは?」
土の床とは違う
別の何かの柔らかい床の上で目が覚め
天井は何やら黄色い。
拙者は、腹部に感じる痛みを我慢して
寝ていた体を起こす。
すると突然、声がする。
「おっ、やっと目が覚めましたか」
「ッ!?御主は!!」
声のした方を向くと
敵である博麗の者が、この場の入り口だろうか?
そこに立ってこちらを見る。
私は即座に身構える。
「別に身構えなくても何もしませんって...もともと、こちらには戦闘の意思はありませんでしたし」
「何が目的だ?」
「何か、私が悪い人みたいな感じになってるけど...まぁいいです...で、まぁ...とりあえずここで話すのも何ですから外の空気を吸いながら話ましょう?」
むっ...何だ...?
戦っていた時と今のこやつの性格...
まるで別人ではないか...。
とりあえず、拙者も外の空気は吸いたい
博麗の者も外で話そうと言っておるし、ここは素直に従っておこう。
拙者は、何かから外へ出る。
外へ出て、山の空気を吸う
うむ...やはり自然の空気は良い。
拙者は空気を吸った後、さきほど拙者が居た場所の方を見る。
振り返って見ると、何やら三角状の小さめの小屋...?が建てられていた
こんなもの...ここでは見た事がない...
拙者がこれに驚いて見ていると
「珍しいでしょ?それ」
と背後から声がする。
私は再び即座に振り返って身構える。
「だからそんなに身構えなくても何もしませんって...この先に川があるのでそこに行きましょう?」
「御主...拙者と戦った時との性格が違いすぎないか?」
「あぁ、そう言う性格なのですよ」
博麗の者は拙者にそう言って
川のある方へと歩き出す。
拙者もその後を黙って付いて行く。
~川へ歩き出して2、3分~
愛夢視点
明羅が目を覚まし
私は明羅が博麗の力を求めた理由を聞こうとする。
しかし、何かと警戒するので
まずは外に出て川のある場所で話そうと私は言った。
って...よく考えれば警戒されて当たり前じゃないですか...
...?はい?
何か性格おかしくないか?ですって?
あぁ...これはですね
親しい人、つまりは霊夢や紫義母さんのような人には
自分を曝け出す...と言った感じでしょうか?
その時の私は、基本「俺」と言ってるはずです。
そして、今の私は
知恵を持たないただの妖怪や
知恵を持っているのに、愚かな事をする妖怪
まぁ...言ってしまえば馬鹿な奴に対しては
基本は「殺す」となります。
で、今の私は
まぁ...理由もありますけど
親しくない相手に対しては
基本礼儀正しくなります。
そして、今回は明羅から
博麗の力を求めた理由を聞かないといけないですし
ましてや、明羅自身
愚かな人間ではないので、こういう感じになってる訳なのです。
まぁ...ようは慣れですよ慣れ!
「それで?拙者は何を話せばよい?」
とっとと...どうやらいつの間にか
川に着いていた様ですね
て言っても...すぐ近くな訳ですがね。
さて...明羅から理由を聞くとしましょうか。
「先ほども言いましたが、なぜに博麗の力を求めたのです?」
「そのことか...博麗の者なら聞いた事があるだろう...ここの山の奥にある太陽の畑の事を」
「あぁ...あの向日葵がたくさん咲いてる場所ですね...それよりやはり太陽の畑でしたか」
「何?もう既に行ったのか?ならそこに住みつくと言う妖怪は倒したのか?」
「いえ...倒すどころか接触すらしてないですよ?それで...これと博麗の力がどう関係しているのです?」
「拙者も人里で噂を聞いてな...退治しようとも思ったが、とても強力な妖怪と聞いた...そしてここ最近、妖怪や妖精達が弾幕を放つようになっただろう?」
「活発...にはなりましたね」
「それらは魔界の影響でもあるらしいのだ」
魔界...
チッ...いろいろとめんどくさくなってきましたね...
で、ここまで明羅の話を聞いた感じでは
結果、明羅は単に力がほしかっただけなのか...?
「それで...明羅さんが力を求めた理由は...」
「これらを取り除く為に力がほしかっただけだ」
やっぱりか...
そう言えば...紫義母さんが
弾幕を用いた、人と妖怪が対等に行える
スペルカードルールってのをどーたらこーたら...
言ってましたっけ。
私がいろいろとめんどくさくなって
はぁ~っと溜息をついていると
「ただいま~兄さん」
「おや、おかえり霊夢」
妹の霊夢が果物やら魚やらを手に持って
空から下りてくる。
「結構獲れたわ」
「みたいだね...あれ?里香は?」
「里香ならもうすぐで戻ってくるはずよ「ただいまなのですよ~!」戻ってきたわね」
再び空から声がした
私は空を見上げると、里香が戦車...?に乗って
たくさんの果物と魚を持って、空から下りてくる。
ちなみに何故、戦車?かって言うと
この里香が言う戦車...
どうみても戦車に見えないのですよ...
巨大な体に一つ目ですし、羽は生えてますし...
どうみても化け物にしか見えないのですが
里香は戦車と言い張るのですよ。
まぁ...それはさておき
「明羅さんもお腹すいているでしょう?せっかくですから皆で食べましょう!」
「良いのか...?さきほどまで敵同士だったのだぞ?」
「ん~、まぁそうでしたが...明羅さんの話を聞いた感じでは明羅さん自身、悪い人じゃないですし」
「そんなに軽くていいのか...?」
「そうじゃなきゃこの世界ではやっていけませんよ?」
私がそう言うと
明羅はクスと笑う。
笑顔か...
あの日から...笑う事を忘れましたっけ...
「兄さん?」
「え...あ...どうしました?」
「どうしましたじゃないわよ...大丈夫?なんかボーっとしてるけど...」
「少し考え事をしてただけですよ」
「何を考えてたの?」
「ん~そうですねぇ...霊夢がいつになったら私から離れるのだろうか...と」
「ちょっ!何よそれ!?何回も言うけど、私は兄さんから離れる気はないからね!?」
いや...それは本当にダメでしょ...
やれやれ...本当に困ったものです...。
私達は、霊夢と里香がとってきてくれた食材にありつく。
~食事中~
「ふぃ~...お腹いっぱいです」
「結構余ったわね...どうする?」
「捨てるのも何ですしね~...里香と明羅さん、持って行きます?」
私の問いに、里香と明羅は
「私はいいです~」
「拙者も必要はないでござる」
と...うーむ...。
私がどうしようかと悩んでいると
「ならその食材達は私らがもらおうかねぇ」
と、空から声がする。
私達は、一斉に声がした方へと視線を向ける。
そこに居たのは...
「御主は...!」
「おや?あの時の女侍かい?」
「明羅だ...確か御主は魅魔と申したか」
「おやおや...まさか覚えててくれたとはねぇ...」
魅魔と言う女性が明羅と会話をする
にしても...あの魅魔と言う人...
「えっと...魅魔さん?」
「ん...?おや...あんたとそこの紅白...博麗の者だね」
「そうだ...で、あなたは...」
「見ての通り...悪霊さね」
おいおい...自分で悪霊って言っちゃったよ...この人?...
「で...この食材がほしいのですか?」
「さっきはそのつもりだったが事情が変わった...博麗の陰陽玉の力...いただくさね!!」
な なんだってー!!?
いきなり何を言い出すんだよ...
って...んん?
魅魔と言う女性の後ろに誰かいる...
「魔理沙!あんたはあの紅白をやりな!私はこっちの男性をやるさね!」
魅魔がそう言うと、黒い帽子を被り、箒にのった黒白の女性が
「わかったぜ!魅魔様!!」
と言って、姿を現す。
ていうか...何これ...
また戦闘になるのですか...?
えっ...めんどくさ...
まぁいいです...とりあえず
「里香と明羅さんは関係ないみたいですし、離れててください」
関係のない二人を巻き添えにしたら申し訳ないので
私は二人に離れてと指示する。
さて...この訳がわからない悪霊を成仏させてやる!
「霊夢!」
「食後の運動ね、軽く蹴散らしてやるわよ」
と、どこかやる気モードに入っている霊夢
何があった...
霊夢は、黒白の魔理沙と言う女性との戦闘に入る。
なら私も...
「何が目的か知らないが...成仏させてやる!!」
「ふんっ!出来るものならやってみるといいさね!!」
私と霊夢は
再び、どこかもわからぬ山にて
戦闘になる。
はい~今回はここまで!
今回はやたらと会話が多くなってますね...う~む...
次回は魅魔との戦闘回です