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推理編②―何でこんなことに―

俺たちは一度部屋から出てリビングに集まった。


俺「ちょっと状況を整理してみないか?」




俺「俺たちは物音を聞いて二階へ行って、笠崎の部屋が閉まってることに気付いたんだよな?」


松江「あぁ、それから楢橋が鍵を取りに行ったな」


相田「鍵がかかってたんだから…これって密室よね?」


俺「…そうだな」


楢橋「…じゃあどうして部屋があんなにめちゃくちゃになってるの?」


旭丘「さぁ?」


相田「…でも、この家にいたのは…七人だけよね?」


俺「…他に人がいたらびっくりするっつーの」




松江「確かに家にいたのは七人だけど、途中で買い物行ったりバイト行ったりして家にいなかったやつもいたな」


楢橋「えっと…今は六時よね…私と加奈が買い物に行ったのが二時ぐらいで…帰ってきたのが四時だったわね」


相田「そうだよ~」


旭丘「あー…俺はコンビニ行ったな…何時だったっけ?」


松江「確か三時頃じゃなかったか?」


旭丘「おー、そっかそっか」


俺「俺は五時ぐらいに笠崎と家を出て、半には戻って来てたはずだけど」


相田「じゃ~、みんなアリバイ無しだね」


旭丘「そうなるな」




楢橋「…あれ?風見君を最後に見たのって…いつだっけ?」


俺「確か十分前じゃなかったか?」


相田「トイレって言ってたよね」


旭丘「みんなでリビングから見送ったじゃん」


松江「そういえば風見を見送ってから誰もリビングから出てないな…」


俺「俺は旭丘とゲームしてたし、楢橋と相田は雑誌見てたし、松江はパソコンしてたよな?」


松江「あぁ」


楢橋「…ねぇ、これ、無理があると思わない?」




相田「うーん…じゃあ今日笠崎くんの部屋に入った人、手を挙げてー」


俺・旭丘・松江「はい」


楢橋「え、いつ?何してたの?」


旭丘「俺と松江は昼頃、笠崎と一緒にゲーム漁りに行ってた」


俺「俺は笠崎と一緒に家出る前にちらっと部屋見ただけ。でもあんなに荒れてなかったぞ?」


楢橋「うーん…私も加奈も笠崎君の部屋には入ってないから分かんないけど…とりあえず最後はあんたと笠崎君が部屋を見たのよね?」


俺「おう。なんなら笠崎に電話して聞いてみようか?」


松江「っていうか、現場検証が先じゃね?」


相田「みんなで行きますか、笠崎君の部屋へ」

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