第80話 なつい真夏の灼熱地獄
〜〜〜神川探偵事務所・付近〜〜〜
「あ〜つ〜い〜〜 もうめちゃくちゃ暑いし もうテレポート使おうよ」
「まあまあたまにも歩くのはいいことだよ」
「やっぱり昔と変わってないんだね」
アスファルトすら溶けてしまいそうなほど暑い真夏、現在の最高温度は36度、動いてないのに暑くなって人が死にそうな温度だそんな温度の中、凪と穂乃果と翼とクラフトは徒歩で探偵事務所に向かっていた。
なぜ徒歩なのかと言うと4人でリアルイベントの会場を見にいくついでに服やお菓子などを買い、現在地と探偵事務所が近かったため、ついでに行く事になり徒歩5分でわざわざテレポートを使うまでもないと言う判断で4人して徒歩で向かっていた。
しかし、なぜこんな馬鹿みたいに暑い時期にわざわざ買い物をするのだろう、クーラーがキンキンに聞いた部屋でネットショッピングすればいいだろうと思うのは私だけだろうか。
「暑い もうネットショッピングとストリートビューで良かったじゃん」
それな
「でもいっぱい美味しいの食べれたじゃん、クレープとかベビーカステラとかも美味しいよ」
[久しぶりにあんな美味しいもの食べたよ、生地ももちもちだしクリームも滑らかで…]
「まあ美味しかったけど けどさこんな暑さに外に出るほどでもないじゃん 早くクーラーが効いた場所に行きたい もう冷蔵庫に入りたいよ」
「わかる、なんか海とか行きたいな、丁度領くん達水泳部は海行ってるしさ」
「海か…凄いいいね、バーベキューとかしたい」
「やだよこんな暑い中海とか 絶対に暑いし海も冷たくないよどうせ生ぬるいって」
[暑い暑い言うけど、そんなに言うほど暑いかな、僕は丁度いいぐらいだけど]
「頭いかれとるんかこの毛玉」
「いや、クラフトさんは魔法使ってるからだと思うよ、地味にクラフトさんの近く涼しいし」
「ずるいぞ!!1人だけ涼んで 私にもかけてよ」
[や、やめるんだ服を引っ張るんじゃない、変身能力で作った服だからそこまで耐久性はないんだ]
「まあまあリーたんもう着くよ、言うか着いたから」
4人は真夏の暑いなか5分歩いて探偵事務所に辿り着く、いち早く涼みたい穂乃果は走り出し誰よりも早く事務所の扉を開けて中に入る。
「オ」
「あら」
ドン!!
穂乃果はよっぽど涼みたかったのか勢い余って突っ込み、ドアの向こうにいた暫に勢いよくぶつかる、体幹がいい暫は少し後退し、勢い余って胸に顔をうずめる穂乃果を軽く引き離す。
「ちょっとりーたん、大丈夫そ」
「うわぁ デッカじゃなかったごめんなさい」
「大丈夫よ怪我はないし」
「えーっと、初めましてこんばんは」
「こんばんはあなた達は依頼人……」
[……な、何で君がここに]
暫は全員をクーラーが効いてキンキンに冷えている探偵事務所に入れながらその中にいるクラフトと目が合いしばらく気まずそうに見つめあった。
そんな事お構いなしに穂乃果は扇風機の前に立ち風を体全体で感じる。
「ああ凄いキンキンに冷えてやがる ありがてぇ おいクラフト 暑いからドア閉めてよ」
「もうクラフトさん、そこにいたら邪魔だよ」
「亡霊でも見たみたいな顔ね、てっきり私のことなんて忘れたと思ってた、買い物は楽しかった」
[あ、いや…その……]
クラフトは両手いっぱいに抱えた買い物袋を地面に置くと両手を床につけ全力で額を地面につけ綺麗な土下座のポーズをすると
[す、すみませんでした!!!!]
と、他の3人が若干引くぐらいの声で一生懸命の謝罪を見せる。
「え 何してんの(ドン引き)ドア閉めてよ」
「えーっと…クラフトさんこの人の知り合い」
「ええまあ知り合いと言うか、貴方達よりも前に活動していた魔法少女かな」
「え、私達より前って…え!!もしかして」
[か、彼女はマジカルパープルこと雉兎 暫さんでして…]
「頭つけながら喋らないでよ」
[こう、何と謝ればいいか、魔法少女の力が敵の手に入らないようにするためとは言え君達を見捨てて1人で逃げて]
「え 待ってそんなことしてたの」
「まあまあクラフトさんとりあえず顔上げよ、ね」
「暑いし早くしてめよ 謝るならドアの真ん中じゃなくてもう少し別な場所にして」
「別にそこまで怒ってないからほら」
暫はしゃがんで手を伸ばすとクラフトは涙を浮かべながらその手を握り立ち上がり、ドアを閉める。
[言い訳するつもりはない、ただ…こうやってまた会えるとは思ってなかった]
「ほら元気出して、久しぶりだしハグする昔みたいに」
そう言いながら暫が両腕を広げるとクラフトは下を向きながら暫に抱き、暫はそんなクラフトを抱きしめ頭を撫でる、その姿に若干ドン引きしながら3人は椅子に座る。
「よしよし、いい子いい子」
「何だろう、クラフトさんのあんな姿見たことないや」
「何だろう 普通に気持ち悪い」
「そうかな?所でなんで暫さんはここにいるんですか、そもそもこの数年間なにをしてたんですか」
「マインドレスに敗北していろいろあってホームレスになってた所を神川さんに雇われて今は探偵助手をしてるの」
「探偵助手か…なんかかっこいい」
「あれ1人だけ?まこちゃんはおらんの、色々買ったからおすそ分けしに来たのに」
「「我もおるぞ」「助手2人も居るのかな」「なら俺はクビだね」「黙って皿片付けろよ」」
事務所の奥の部屋から顎門の声が聞こえてくる。
「顎門さんもいたんだ」
「同じ日に2人も探偵助手要らなくない? マコさんスケジュール管理苦手なのかな」
「あら?聞いてないの、神川さんなら太一くんと太一くんの同級生を連れて海に行ってるよ」
「え?海?」
眠い以外感想がない作者です、そう言えば韓国旅行からもう1週間過ぎたのか、詐欺のトラブルのせいで旅行の話を書けてなかったですね、特に書く方はないんですけど。
調べればわかると事だとは思うんですが何で韓国のお店のはしは銀なんでしょうね、熱が伝わって熱いくせに重いと言ういい所が全くないはしだったんですがなぜわざわざ銀なのでしょうか普通に木製でいいと思うのは私だけでしょうか。