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第75話 独占させる利益

「これがHPOか悪くない」


 そう言いながら変化した自身の肉体をジロジロと眺める。男は注射器に入った謎の薬を打ち込んだ途端に全身の筋肉が大きくなりまるで丸太のような腕と足に変形し、さっきまで着ていた黒服がぴちぴちになりボタンがはじけ飛ぶほど胸筋が膨らみ、腹筋はまるで板チョコのように6つに割れ、背中には鬼人が宿っているのかと思うほどの筋肉になっていた。


 ただ薬を1つ打っただけでこうなるとは誰も思わなかった。


 ドーピングの肉体だが少し羨ましいと思えてしまうほど完璧な肉体美、もし近くに居たなら無意識に触ってしまいそうだ。こんな肉体が薬1本で手に入るなら筋トレする意味をなくしてしまいそうだ。


「もう一度、もう一度確認してやる、俺達の邪魔をする気か、この肉体を見ろただ薬を打つだけでこれだ、ここで取れる果実や鉱石は人類をもう一段階先に進化させることができる、なんなら人類の夢の1つの不老不死だって夢じゃない、どんな病気も治せる万能薬に

望まれずに手に入れた能力を消したり、逆に無能力者に能力を与えたり、戦争で負傷した兵士を治したり、心と体の性別を同じにすることだって出来る、この山は無限の可能性を秘めている、それをボブとラスべニア王が独占してる」


「ラスべニア?」


「知らないのかここはラスべニアの領土だぜ」


 知らなかったてっきり日本だと思っていた、凪はそのことを口に出さずに聞き流す。


「だ、だけど、そんな物が世の中に広がれば大変なことになる」


「大変になる?、言っておくがボブはここで作った薬や技術をラスべニア国に引き渡し、それをラスべニア国内で独占して使用している、それを他国の上級国民や議員に高額な値段で販売して利益をもたらしている」


「だからって人を殺してまで盗むの」


「ああ、そうさそれで救われる命がある、病気と言う概念が消滅する、素晴らしい事だろ」


「確かにそうかも…」


「ならそこをどけ」


【どいていいのか、奴はただの犯罪者だぞ】


「……わかってる、だからここで倒す」


【倒す?甘い事を言う、だからお前は弱いのだ】


「引く気がないなら本気で行くぞ」


 男はそう言った瞬間、凪の視界から男が消えた。


「え」


 どこに消えたと辺りを見渡すとコロコロと足元に缶のような何かが転がってくる。


「なにこ…」


 バン!!


 とその缶は爆発すると眩い光を放ち凪の目を潰すと同時に周囲に煙をまき、さらに耳の鼓膜が割れそうなほどの強烈な音を放ち、凪は耳を手で押さえる。


「がァァァァァァァ!!!!」


 騒音に苦しんでいると煙の中に隠れた男が凪の前に立ち拳で土手っ腹に風穴を開け、さらに首を絞めながら上空に投げ飛ばされる。


 目も耳もまともに機能していない凪に何が起きたのか把握することができず空を飛ぶこともできず上空100mまで吹き飛ばされ、その凪に向けて男は地上から光線を放つ。


 その光線は凪の体を焼き尽くし細胞を1つ残さず消し飛ばす。


「ふん、雑魚が口ほどにもない」


 男は目を閉じて光線を消し、胸ポケットを触るがそのポケットには何も入っていない、と言うかポケットがない。


「あれ、そうか…くそ」


 薬を打ったせいで肉体が変化しその変化に服が対応できず服が破れるポケットに入れていた薬や道具が地面に散らばったのだ、男はゆっくりと地面に落ちた薬を広いながらボブに近づく。


「寝てるフリならずっとしてて欲しいんだが…そんな事はないよな」


 男は目に力を集める、力を集めているだけなのに周囲の景色が歪み地面が割れ木がへし折れる。


 ボト!!


「ぐべ!!」


 空に投げ飛ばされた凪は落下中に体が再生し、地面と激突する寸前に意識を取り戻す。


「……あ、頭痛い…と言うか全身痛い、体が全然動かせない」


 凪は必死に体を動かそうとするがまともに動く方ができずミノムシのように地面を這い回ることしかできなかった、体の傷は治せても体力を治すことはできない。


 凪はただひたすら男がエネルギーを溜めているのを眺めるしかできなかった、ただ眺めながら誰かが来てくれると本気で思っていた、今この場には自分しかいないのに


【やはりだ、お前はこんな状況でも仲間が来てくれると思っている】


「違う」


【なにも違わない、お前は弱いこの戦いも一撃で終わった、お前が自分自身の力で乗り切り解決したことがあったか】


「そんな…事はない」


【いいやあるさ、使ってる武器も指輪もクラフトからの手土産だ、他のやつを見ろ誰も使っていない、使う必要性がないからだ、弱いお前と違って】


 弱い私は弱い、凪の頭にそんな言葉が右から左に流れ続ける。


【強くなりたいとは思わないのか、見返したいと思わないのか】


「強く…」


【お前はいずれ追いつかなくなる、こうやってただ何もせずに眺めることしかできなくなる、それでいいのか】


「嫌だ」


【この地に眠る大いなる力、それを見てみたくはないか】


 凪の視線が自然と地面に散乱している注射器に吸い取られる、男が自分に刺したのと同じ物でコレを使えば誰でも男のような超人的な力が手に入れられるだろう。


 老若男女問わず赤ん坊ですら空を飛べるようになるだろう、凪は頭に響く声に従うようにその注射器に手を伸ばす。


「大いなる力」


【神々の残りカス、人類にはすぎた力だが誰よりも強く】


「負けない力が」


【それこそが新たな力だ、その力を取り込むのだ】

どうも無事に詐欺られた作者です、ネットショップでスーペリアスパイダーマン4巻を買ったのですが金を支払った瞬間にですよ輸送中に紛失しましたですよ。

しかも返金代用で交換には8ヶ月かかるとか抜かしやる、これ8ヶ月あれば手に入れれる物でもないだろ、しかも税関の問題でPayPayでの返却ですとか言ったくせにマイコードから返金できませんとか抜かしよる、ホームページ確認しようとしたけど既にホームページは削除されてたし、ふざけるなよ田中商事に長田大和激安店。


8000円ぐらい1日バイトすれば稼げるだろ、なに詐欺サイト作ってんだよ仕事しろよ仕事をこちとら韓国旅行すごい楽しみにしてたんだぞ!!帰って来たら読めるとか思ってウキウキしてたのに。


まぁと言うわけで、普通に詐欺られました、そのせいで凄いテンションが低いです、もうね他のサイト見ても詐欺にしか見えなくなって来たのでもうAmazonで翻訳されてない物を買うことにしました。バイトもできないゴミカスのせいで英語を勉強する羽目になりました。


皆さんはネットサイトで買う時は気をつけましょう、メルカリとかとは違って商品欄はちゃんとしてるのに支払った瞬間にバイトすらできないカスの癖にとんずらこきます、一生逃げとけ敗北者が8000円なんて少し高い店に行ったから終わりだろうが

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