第70話 私の必要性
「さあかかってなさい、魔法少女達よ」
ある日の事またフェイスが写真を撮影するために凪達と戦っていた、今回は誰も連れてこないで1人だけである、なんて言う無謀な挑戦なのだろうか、4対1で勝てるほど強くないだろ、そこまでして写真が撮りたいのかこの女は
「もう 最悪触手の次はスライムとかどんな思考をし・・」
「おいランドくん」
「なに」
「前をみ・」
べちゃ
フェイスが放ったスライムがホノカに直撃し全身にスライムが纏わりつく。
「わあああああああ!!!!! もう最悪なにこれ」
「落ち着いてファンさん」
ジュー
「ん? 何この音・・って服が溶けてる」
「おほほほ、見ましたかこれこそ私が1週間かけて作り上げた服だけ溶かすスライムですわ」
「暇なんだね」
〔暇なのですね〕
暇なんだろうな。
「ひまひまうるさいですわよ、このスライムをあなた方全員にお届けし・・あれ」
「この私を 本気で怒らせたな もう怒った!!変身エンジェウス」
ホノカは姿を変えピッカラとグラウストが合体した存在エンジェウスに変身した。
「ちょそれは反則ではなくて、そもそも服着てないではないですの」
「くらえ問答無用ハイパービーム」
「そんな名前じゃないよ」
ホノカは口から光線を吐出しフェイスをはるか上空に吹き飛ばした、汚い流れ星だ見ないようにしよう、どうせ生きてて次の回には当たり前のように出てくるだろうし。
「終わった、終わった、ピーちゃんとグラウスト町の人は」
〔避難は完了してますわ、全員怪我はなさそうです〕
〔たすけてリューター みんなぼくをおいかけてくるよ~〕
「わーい待て待て」
「僕が触るんだ」
「僕が一番だぞ」
「・・・あいつのカメラか」
真琴は飛んでいったフェイスが忘れていったカメラを手に取ると何の気のままボタンを押し全員を撮影する。
「え なにいきなり」
「いや、なんとなく、しかし凄いな君はドラゴンにも変身できるなんて」
「いやいや それほどでもぐへへ」
「ほめなきゃ良かった、取り敢えず危機は去ったし今日は各々解散しよう」
フェイスの襲撃を軽くかわした魔法少女達は解散し凪は1人で家に向かっていた、だがその足取りは重く下を向いている、何かを考えているような感じだ、そんな姿を見たクラフトは凪に話しかける。
[なにか考えてる感じだけど、何かあったのかい]
「え、うんまあその・・・」
[何か悩みがあるなら僕に話してみてくれ]
「その・・最近思うんだよね、私って必要かなって」
[何を言ってるんだい]
「ほら私って凄い再生能力があるけど、そもそも真琴さんの壁を使いながら戦えば怪我しないし、それにホノカちゃんに関しては私より出来ること多いし、太一くんは普通に強いし、なんか私がいなくてもいいような気がするんだ」
[そ、そんなことないさ、ほら前回の戦いだって君がいたから勝てたんだ]
「それ皆が居なくて私しか対処する人が居なかっただけじゃん、別にあのまま寝てても他の皆が対処してたし、みんなと一緒に戦う時なんか大体やられて動けなくなってる所を助けてもらって、とどめを刺すだけで殆ど必要ないというか」
[あ~えーっと、うんそうだね]
「否定しないんだ」
[正直に言って今の君は当て馬としての活躍が多い気はしなくもないかな、ネットでも死なないかませ犬とか何とか言われているけど、別に君が必要ないわけじゃ・・]
「じゃあさっきの戦い私必要だった」
[あ~あ~う、うんヒツヨウダッタヨ]
「絶対に思ってないじゃん、真琴さんは皆に指示出したり守ったりしてたけど、私はただ見てるだけで何もしてないし出来ていない、私なんて必要ないよね」
[あ~その~~えーっと]
完全に落ち込んでしまっている、凪の周りにドヨーンと言うオーラと効果音みたいなものが見えそうなほど落ち込んでいる。
そんなに言うほどかと思うが、一応文字稼ぎのついでに凪の戦績を厳しめにまとめてみよう。
◯1戦目 学校でのドロップスとの戦闘、苦戦こそするが最終的には勝利
◯2戦目 フェイスを撤退させる
×3戦目 領との戦いで真琴の助けがなかったら負けてた
◯4戦目 ドロップスとの再戦、苦戦こそしていたがあのまま戦ってボロ負けかと言われればそうでもない
×5戦目 クローシア&サイキックス、ほぼ完敗ホノカが居なかったら負けていた
×6戦目 MCJJJ、ほとんど最後の手柄を取っただけ
×7戦目 ドロップス&フェイス、完敗
◯8戦目 怪物軍団、ムイナの手助けありで怪しい所だが勝利
◯9戦目 ドリーム、普通に勝利
×10戦目 フェイス、勝ったが見ていただけで出番なし
こう見ると半分ぐらい負けてるな、もちろんチームとして見れば勝っているが凪単体で見れば敗北している、確かに凪の言ってる事は間違いではないが世の中にはこんな言葉がある終わりよければ全てよしと。
「…このままじゃ私必要なくなるんじゃ……」
[そんな事はないさ、凪は…その……]
「それに太一くんはほぼ無限に強くなるし、ホノカちゃんだってそう、真琴さんは汎用性が高いし他の人との縁がある、けど私にはそう言うのはないし…」
[あ、その……]
今日の凪はものすごく落ち込んでいた、そんな凪にどう声をかければいいのかとクラフトは悩みに悩むとある事を思いついた。
[そ、そうだ凪、もし新たな力が手に入ると言ったらどうするんだい]
「…なに、いきなり」
[え、えーっとだね、とある森にある伝説があるんだ、その…えーっとなんだか凄い力が眠るって]
凄い小並感だな。
「凄い力ってなに」
[それは・・と、とにかくすごい力さ、結構パワースポットとして有名だし、スピチュアル的なエネルギーがあるのさ、気分転換がてら行こうじゃないか]
クラフトはそう言いながら魔法陣を描き凪をその中に案内する。魔法陣くぐり抜けた先には膨大な自然が広がっていた。
さて、この小説が投稿されている頃には私は空港に居るでしょう、本来ならデュエプレのライザコラボに課金しているはずですが文句を言っても行くことには変わりありません。
で前々から話してたら投稿の件ですよ、ならない空の旅ということもあり小説を書く時間がないでしょうし、そもそも投稿できるかどうか。
一応投稿できるように現在頑張って書いてますが投稿できなかったら…まぁ察してください。