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第65話 ドリームライフ

「起きろ、起きるんだ凪」


「は、はい!!寝てませんって?あれ」


 クラフトに肩を揺らされ凪は驚き机を蹴り飛ばしながら目を覚ました。


「凄い起き方だな見てると心配になってくるよ」


「あれクラフトさん?なんで教室に・・・と言う隠れてよ皆に見られちゃう」


「見られる?おいおい周りを見てくれよ」


「周り・・・あれ」


 凪は周りを教室を見て驚く、いつも目を開けながら眠っている領が目を閉じ眠っているのだ、それだけじゃない普段真面目に授業を聞いているみんなの級長の南も、動物園の猿かよと思うほど五月蠅い女子も、寝てると怒ってくる教師もみんな椅子に座ってスヤスヤ眠っているのだ。


「どうなってるのこれ」


「分からないが恐らく敵だ、ここだけじゃない小学校の方も全員眠っている」


「みんなを眠らせて何がしたいの・・・と言うかなんで私は眠ってないの?」


「君の中にある魔法少女の力が能力を妨害したんだろうね、とりあえず変身するんだ、敵はかなり強いし一筋縄ではいかない」


「わ、分かった、マジカル マジカル マジカルルン 私のハートもパステルピンクに輝いて」


 凪はハートのストラップを手首のバンドにかざし魔法少女に変身する。


「なんかみんなが居る教室で変身するの凄い違和感があるね」


「安心しろ、全員夢の中さ」


「そう言えばこれそろそろ変えてほしいんだけど」


「何の話だい」


「だから、その・・この服ももう少し露出を少なくしてほしいし掛け声も真琴さんみたいに無しにしてほしいんだよね」


「それは無理さ」


「なんで、あの時あとで変えるって言ってたじゃん」


「そ、そうだったかな」


「そうだ・」


 キーンコーンカーンコーン


 学校中のスピーカーから大音量のチャイムが鳴る、聞いたら一瞬で目が覚めそうなほどの爆音だったがその音で目を覚ます者は居なかった。


「なに今の」


『2-2組の生徒の皆さん、眠っていない生徒がいるようです、皆で眠らせましょう』


「うるさ、耳取れるかと思ったよ」


 がた


 スピーカーの放送が終わった瞬間教室の全員がいきなり立ち上がった。


「え、なに皆起きたの?おはよう私は・」


「いやそう言うことじゃなさそうだぞ」


 教室にいた全員が一斉に凪の方を向くと何も言わずに一斉に襲い掛かって来た。


「ど、どうしたのみんな」


 凪は領の氷柱攻撃をかわし飛んできた拳をしゃがんで避けたりなどしてクラスメイトの攻撃をかわす。


「なになになに、どうしたの、私気に障ることした、もしかして領くんさっきのこと怒ってる?」


「いやそうじゃない、恐らく操られているんだ」


「そう言うのやりずらくて大嫌い」


 凪は皆を傷つけないように攻撃を捌きながら教室を出て廊下に逃げドアを閉める、これで安心と思っていると廊下側の窓を突き破って廊下に入ってきた。


「もう本当にやりずらいなあ、寝ながら襲い掛かってこないでよ」


 流石にイラついてきた凪は襲いかかる領の足を蹴って転ばせるとサッカーボールを蹴るように領を蹴り目の前にいる友達達を転ばせる。


「ごめんね、多分怪我はないから」


[凪]


「し、仕方ないじゃん流石に殴らずには無理だよ」


「何も言ってないさ、とにかく彼らが追いかけて来る前に逃げよう」


「わかっ・・」


  キーンコーンカーンコーン


『2-3組の生徒の皆さん、2-2組の生徒に眠っていない生徒がいるようです、皆で眠らせましょう』


 バン!!


 凪は逃げようと2-3組の方を向くと2-3組の扉が開きそこから生徒達が現れ凪に襲い掛かる、たった1人無数の人間が群がり襲いかかる光景はまるでゾンビ映画のそれだな。


「ちょちょちょ、もう」


 凪は仕方ないから反対方向から逃げようとしたが反対方向には起き上がったクラスメイト達が居る、挟み撃ちで逃げ場などなかった。


「クラフトさん、テレポートで逃げようここは危ない」


「ま、待ってくれ少し時間が」


「もうこうなったら」


 生徒達は走り出し1人の生徒が手から火を作り出しそれを投げつける、凪はその火があたる前に助走をつけて窓に向かって走り出しその窓を突き破って外に逃走する、


 クルクルとスケートのトリプルアクセルのように2階から飛び降りる、そんなふざけた降り方をしたせいで着地する瞬間グギと明らかにヤバイ音が足から聞こえ、凪は足を抑えながら悶え苦しみだす。


 空を飛べばいいのに。


「痛tだ”だ”だ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」


「なにしてんのさ」


「高得点取れるかなって思って」


 凪は足の痛みが引くとすぐさま花壇の身をひそめ、誰にも見つからないようにする。


「なかなか手強い相手だね」


「うん、これがスーツを使ってる人なら容赦なく殴れるけど、皆生身だし操られてる、こうなったら本体を探すしかない」


「しかしどう探せばいいんだ、こんな広い学校を歩き回って見つかるのかい」


「いやどこにいるのか目星は付いてる、敵はスピーカーを使って皆に指示を出してた、つまり敵は放送室にいる、何とかして放送室にたどり着かないと」




~~~~~~~~神川探偵事務所~~~~~~~~~~~


「・・・ちとしばか」


 真琴は散らばった机の上にある1枚の写真と手に取り携帯に映し出されているホームレスが映った写真を交互に見くれべていると事務所のチャイムが鳴りドンドンと誰かドアを叩いた。


「ん?誰かな、依頼なら事前に連絡をして欲しい」


「すまない連絡しないといけないと知らなかったんだ、実はその・・依頼をしたくてねドアを開けてくれないかい」


「すまない誰も来ないと思ってて、今事務所は散らかっているとてもお客を入れれる状態じゃない、すまないが別の日に来てくれ」


「いや私は気にしないさ、開けてくれないかい」


「しかし」


「いいから開けろ」


「・・・はい」


 真琴は男の声に導かれるまま扉に近づきドアの鍵を開ける。


「ん?あれ」


「どうかしたのかい」


「いやなんでもない、入ってくれ」


 真琴はドアを開けて男を事務所に案内する、いきなりのお客に真琴は急いで机の上を片付ける。


「すまないね、かなり散らかっていて、直ぐに水を用意するよ」


「君は・・探偵の子供か、親はどこだ」


「私が探偵だ、この体は病気でねこう見えても39歳だ」


「そうか悪かった」


 真琴をはコップを棚から取り出し水を入れ机の上に置く。


「こんな事を依頼するのはおかしな話なんだが・・写真を撮って欲しいんだ」


「写真ですか」


「ああ、魔法少女の」

最近スマホの予測変換がおかしいと思い始めて来た作者です、なんかですね…明らかにおかしいんですよ、明日とうったら真っ先に芦田が出るんですよ、しかもうったらと入力したら真っ先にあったらと出てくるんですよ。


おかしくないですかこれ、明らかに入力した文字とは別の文字が予測変換に出てくるんですよ、これ気づくならいいんですけど気づかないんですよ。気づくに関しても真っ先に帰宅が出て来ますからね。


私の小説に誤字脱字が多いのはそれが理由です、まあ確認しないのが悪いんですけどね。

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